【アイドル魔法少女ちるちる☆みちる】後編 プレイ感想

 グリザイアシリーズのスピンオフ作品「アイドル魔法少女ちるちる☆みちる」後編をプレイしました。今回も相変わらずのギャグテイスト。クライマックスに差し掛かっても、いまいち締まらない辺りが本作らしくて気軽に読み進めることができました。マジカル☆プレイ感想。

何でもかんでもマジカル☆なネタは健在。むしろどんどん過激に!!

 前編でツボだった”マジカル”ネタは後編でも猛威を振るい、魔法の力さえあれば世界の平和どころか世界征服だって夢じゃないレベル。かと思いきや、唐突に差し込まれる”普通の攻撃”など、謎の緩急を付けて楽しませてくれます。好みは分かれるでしょうが、9話の大胆な仕込みは、唖然とした後に思わず吹き出しました。

そこそこ真面目なトンデモ展開ストーリーでした

 『まさか箒代わりのスポンジワイパーが命を左右するような伏線だったなんて……』と言うのが最大の驚きポイント。色々と無茶苦茶で支離滅裂な展開の割には綺麗な着地点でした。いいハナシってやつですね。チルチル、普段は馬鹿だけが取り柄だから、ちょっと良いところを見せられると評価がうなぎ上りです。

さいごに

 アニメは第1期が終わって続編が発表。ゲームはPC版に加えてコンシューマ版も3部作が発売済みと盛り上がりを見せる中で完結した本作。ちなみにコンシューマ版「グリザイアの楽園」には本作の1話が収録されていました。今回は完全に独立した内容でしたが、また別の形で新しい広がりを見せてくれると嬉しいですね。