ゲーム主人公の年齢まとめ：437作品600キャラクターのデータを分析しました

　この記事では、ゲームに登場する主人公キャラクターの年齢についてまとめています。

　437作品600キャラクター（男性416キャラ、女性184キャラ）のデータを元に、年齢層別の割合や男女別の傾向などを分析しました。

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主人公の年齢掲載基準について

　複数のタイトルに登場しているキャラクターは、主人公として初登場した時点の年齢を掲載。2作目以降で年齢が判明した場合、最初に判明した年齢を掲載しています。

　作中で年齢変化がある場合は、初登場時の年齢を掲載。ただし、プロローグなどで幼年期から始まるパターンは除き、ストーリーのメインとなる年齢を掲載しています。

　見た目年齢や人間換算、10代･20歳前後といった不正確な数字の主人公は除外。神や悪魔、吸血鬼などは含みますが、機械や動物など見た目が人間からかけ離れている主人公も除外しています。

　ゲーム主人公の年齢は、10代後半が圧倒的に多く、次いで20代前半、10代前半と続いています。最も多い年齢は17歳で、中央値は18歳です。

　30代･40代になると一気に人数が減り、50-100歳は600人中2人しかいません。100歳以上は9人となっており、神や悪魔、不老といった設定の主人公ばかりです。

　同じデータを男女別に分けたグラフです。男女で人数が異なるため、男女それぞれの全体に対する割合で比較しています。

　10代後半、20代前半、10代前半の順番は男女ともに同じでした。ただし、女性は男性に比べて10代の主人公が多い傾向に見られます。対して、30代以上の主人公は大半が男性でした。

　男性主人公の人数が多いため、ほとんど全体と同じ割合になっています。最も多い年齢が17歳で、中央値は18歳という点も同じです。

　前述した通り、30代以上の主人公は大半が男性で、中年男性主人公が少年主人公と同程度存在します。

　女性の主人公は、7割以上が10代で、20代前半も合わせると9割を超えています。女性で最も多い年齢は16歳、中央値は17歳と、男性に比べてボリュームゾーンも若い傾向がみられました。

　20代後半以上の女性主人公も一定数存在しますが、大半は「サガ」シリーズなどの、主人公が複数人のタイトルでした。若い女性主人公から、大人の魅力を備えた女性主人公まで、幅広い選択が用意された結果です。

　今回ピックアップした600キャラ分データから、年齢の上位10名と下位10名を抽出しました。

　ピックアップした中での最高齢は、「超兄貴」のイダテン(82億歳)です。圧倒的な数字で、他者の追従を許しません。お陰で、600人の平均年齢を算出しても、13,666,716歳と全く参考にならない数字が出ました。

　2番目に高齢だったのは、「悪魔城すぺしゃるぼくドラキュラくん」のドラキュラくん(1万9歳)です。1万年の眠りから目覚めた設定で、精神的な年齢は9歳ですが、実年齢は主人公の中でも上位となっています。

　3～6番目は、「魔界戦記ディスガイア」シリーズの主人公たちが占めています。2作目のみ17歳、6作目以降は実年齢の設定がないため、掲載は4人に留まりました。

　「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」のアルカード(400歳)までが人外の主人公になります。神や悪魔の主人公自体は多いものの、明確に年齢が設定されている作品は少ないです。

　「ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜」のブラッド・ボアル(345歳)、「幻想水滸伝III」のゲド(112歳)は、不老の設定で100歳を超える人間です。

　「豪血寺一族」の豪血寺お種(78歳)は、人外や不老を除いた中では最高齢の主人公です。ちなみに、男性主人公の人外や不老を除いた最高齢は「鉄拳2」の三島平八(54歳)になります。

　年齢は0歳が下限なので、同率で3人の主人公がいました。「ヘルミーナとクルス〜リリーのアトリエもう一つの物語〜」のクルス、「ソウルハッカーズ2」のリンゴが生み出されたばかりの設定に対して、「バイオミラクルぼくってウパ」のウパは年齢も見た目も赤ん坊です。

　次いで、2歳3ヶ月でランクインしたのは「超兄貴」のベンテンです。82億歳のイダテンに対して、2歳のベンテンと、両極端な主人公たちになります。なお、同作のアドンとサムソンは1兆37歳と、更に極端な年齢設定です。

　一般的な年少主人公としては、「ぼくのなつやすみ」シリーズのボクが9歳でランクイン。1作目と2作目のボクが9歳に対して、3作目と4作目のボクは10歳になっています。

　その他、「アンリミテッド:サガ」のジュディ、「ポポロクロイス物語」のピエトロ、「真・女神転生デビルチルドレン黒の書」のセツナが10歳の主人公でした。