【Fit Boxing 2(フィットボクシング2) | Switch】評価・レビュー うれしい調整・設定追加が満載のボクシングエクササイズ 第2弾

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総評
各種調整・追加で、更に遊びやすくなったシリーズ2作目。細かいところまで配慮された完成度で、気持ちよくボクシングエクササイズが行えるトレーニングソフトです。
良かったところ
追加されたインストラクター&コース
遊びやすくなった各種設定・選択項目
モチベーション維持に繋がるゲームらしさ
悪かったところ
中途半端なデータ引き継ぎ
5
A+
ジャンル トレーニング
ハード Nintendo Switch
発売日 2020年12月3日
発売元 イマジニア
開発元 イマジニア
公式サイト リンク

 イマジニアがおくるトレーニングソフトシリーズ 第2弾「Fit Boxing 2(フィットボクシング2)」のレビュー記事です。

 設定項目の追加や調整で、遊びやすさが大幅に上がった本作。前作の時点で高評価でしたが、細かいところまで配慮が行き届いたことで、より完成度の高いタイトルに仕上がっています。インストラクターやコースの追加、楽曲も一新されて、前作をプレイ済みでも新鮮な気持ちで遊べました。基本的なゲーム部分に大きな変化はないため、レビュー記事では、前作からの変更点を中心に記述しています。前作を未プレイの場合、前作レビューと併せて読んでいただけると幸いです。

 なお、初めて購入するなら本作をおすすめするものの、前作をプレイしている場合、買換えは状況次第といった印象でした。前作を継続的にプレイできており、まだ遊ぶべきコンテンツが残っているなら、急いで購入する必要はありません。逆に、飽き始めていたり、追加されたコンテンツや各種設定・選択に強い魅力を感じたりすれば、購入を推奨します。

インストラクター&コース追加に楽曲は一新

 前作からの大きな変更点として、インストラクターが3名、エクササイズコースが16種類追加されました。同じエクササイズコースでも内容は一新されており、前作をプレイ済みのユーザーでも新鮮な気持ちで遊べます。ストレッチも一新されているだけでなく、約10分の「しっかりストレッチ」が追加。身体を動かす際に意識する部位も表示されるため、ボクシングエクササイズだけでなく、ストレッチソフトとしても活躍します。

 インストラクターごとに順次追加されている無料DLC「鬼モード」を含めれば、エクササイズコースは更に約1.5倍です。「鬼モード」は、簡単なコースでも運動強度が高く、1プレイで汗が流れるくらいの厳しさとなっています。ふだんは優しい声がけが中心のインストラクターですが、本モード中はビシバシと指導してくるので、息が上がりそうになりながらも必死に身体を動かすのが気持ちいいです。

 楽曲は、前作同様の洋楽ヒットナンバー20曲に加えて、本作オリジナルの楽曲が3種類用意されています。前作では、プレイ動画の配信等においてBGMはオフ指定でしたが、オリジナル曲が実装されたことで、該当の曲に限りBGMが使用できるようになりました。動画を配信・投稿される方への配慮が伺えます。なお、前作の楽曲は収録されていないので、プレイすることはできません。

遊びやすさが大幅に上がった各種設定・選択項目

 各種設定・選択項目が増えて、大幅に遊びやすくなった点は、本作最大の進化です。特に、「アクション補助」「デイリー設定」は有用で、プレイ環境によって行いにくいアクションを、自動的にJUST判定にしたり、デイリーから除外したりできます。私の場合、ダッキング系で判定を気にしすぎることが多いので自動判定。ステップ系は好みではないので、除外してプレイしています。これだけでも前作から買い換える価値があったと感じるほどでした。

 デイリーでは、「軽め」「いつも通り」「重め」で、簡単にプレイ時間を調整可能になったのがうれしいです。いつも通りが20分の場合、「軽め」で10分、「重め」で30分と、その日の気分で手軽に加減することができます。前作だと、いちいち設定を変更しなければならなかったので、運動のハードルが低くなりました。デイリーのコース内容に不満があれば、「コース変更」ボタンでランダムに入れ替えられる機能も、よく配慮されています。

 ゲームのベース部分はリズムゲームに通じるところがあるので、「判定調整」が追加されたことも、遅延のある環境で遊ぶ方にとっては助かる項目です。音に合わせてボタンを押すことで、簡単に調整できる「判定調整(オート)」も用意されているため、設定とプレイを繰り返して調整する必要もありません。インストラクターからのサポートだけでなく、ゲーム部分においても快適に楽しめる設定・選択項目の追加が満載でした。

モチベーション維持につながるゲーム的コンテンツ

 ストイックに運動を継続する感触だった前作に対して、本作では得点形式のスコア要素が追加されており、ゲームらしさが強化されていました。ゲージが貯まることによって、一時的に演出が派手になりスコアが増加する「ゾーン状態」も存在して、気分が盛り上がります。もちろん、エクササイズがメインなので、スコアにそこまで大きな意味はなく、賑やかし程度にとどめていたのも好感触でした。個人的には、オールJUST判定で褒めてくれるようになったのが良かったです。

 エクササイズの内容によって、アチーブメントが獲得できる要素も、モチベーション維持に一役買っていました。特に、序盤は毎日のように様々なアチーブメントが獲得できるため、頑張っている手応えが実感できます。アチーブメント獲得で「衣装交換チケット」がもらえて、各種衣装と交換できる仕組みですが、衣装の入荷が別条件だったのは少し残念でした。いくらチケットがあっても入荷しなければ交換できません。インストラクター全員の衣装をそろえるくらいのプレイスタイルでなければ、チケットの存在は形骸化していました。

中途半端な印象を受けたデータ引継ぎ機能

 Nintendo Switchに前作のデータが存在する場合、初回起動時にデータを引き継ぐことができます。引き継げる内容は各種累計データやグラフ、マイデータ周りです。グラフは前作・今作で繋がっているものの、累計データは別扱いで閲覧できるだけの想像していたよりも大雑把な引き継ぎでした。最近まで前作をプレイしていた場合、「継続日数」「スタンプ」が引き継げない点も注意です。一応、今後のアップデートで対応される予定とのことですが、どのような形になるのかは分かりません。

 一新されているため仕方ないものの、エクササイズコースや楽曲の解放も最初からやり直しになります。購入直後は簡単なコースしか遊べないので、少し物足りなさもあり、引継ぎした場合は要素を解放する選択もほしかったです。エクササイズコースは特定のコースクリアで解放されるため、最初から「デイリー設定」を使用した場合、一部コースが除外されてしまいデイリーだけではコースの解放が進まなくなる点には気を付けなければなりません。うっかり失念していた私は、数日間コース解放がなく停滞してしまいました。

さいごに

 本シリーズのプレイだけではないものの、テレワークを機に2020年4月から室内運動を継続したことで、体重が約6kg減りました(67kg⇒61kg)。身体を動かすだけでなく、食生活を見直す必要もありますが、昨年に比べて健康を感じる機会も増えたように思います。2作目に買い換えたことで、最近は他タイトルに目移りしていたモチベーションが復活したので、しばらくはボクシングエクササイズに汗を流す日々が続きそうです。