【ダマスカスギヤ -東京始戦-】DLC第2弾 感想

錆びた英雄と狂う歯車【後編】 全5ミッション

 前編同様に追加ミッションの数は5つと少なめ。特に後編はボス戦だけの短いステージが多かったので、30分と掛からずクリアしてしまいました。約300円の低価格設定とは言え、10ミッションを前後編に分割して5ミッションずつでは、本編に比べて密度が薄いという印象を持ってしまうDLCでした。

展開が早すぎて、盛り上がりきる前に辿り着いたボス戦

 まさかの参事官自身がギアを駆って登場した事が一番のサプライズでした。最後まで遊んでやっとサブタイトルの意味が理解出来る展開です。ちょっとバックストーリーの掘り下げが甘かったので、最初に嵌められた以外は主人公と殆ど絡みが無かったのは残念でした。冗長になりすぎても困りますが、もう少しストーリーが欲しかったです。

 DLCでは味方側にも新キャラが登場しましたけど、息つく間もない連戦では活躍する場も少なく、四課の面々は盛り上がっていましたが、傭兵仲間達は見せ場がありませんでした。あんな台詞をムツミネさんに言われてしまうと立つ瀬がなかったですね。そしてミライさんはデレ過ぎです。毒舌もチャームポイントだったのに!

最後は更なるストーリーを示唆して締めくくり

 不具合などのトラブルで悪印象が有ったとは言え、短い内容を更に前編・後編に分けたのはイマイチ。本編が価格に対してコストパフォーマンスの高い内容だっただけに、DLCストーリーの短さも目立ってしまいました。価格は600円でも構わないので10ステージを1セットとして配信されていれば、また印象は違ったかと思います。

 ハクスラ要素で繰り返し遊べるとは言え、今回のようにアップデートの度に新パーツが旧パーツを遙かに凌ぐ性能ではトレハンする意味が殆どありません。今後の展開に期待したいですが、もし次が有るなら、単純にパラメーターだけを上げていく新パーツの登場では無く、住み分ける性能で追加して欲しいですね。