【小説家になろう】本当に面白いおすすめVRゲーム小説 8選

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 「小説家になろう」で私がブックマークしている小説の中から、おすすめのVRゲーム作品をピックアップしてみました。アニメ化するほどの有名作品だけでなく、とてもニッチなコンセプトの作品など、最新話・最終話まで読んで本当におすすめできるものだけを選んでいます。

ギスギスオンライン

 VRMMO。それは余りにもゲームとして破綻していた。VRMMO。その同意規約はまるで全てを諦めろと言っているかのようだった。

 未知の技術。怪しい会社。得体の知れない運営ディレクター。自分の身体に何が起こっているのか分からない。きっとエロい妄想もデータ化して保存されている。それでもゲーマーたちは進む。そこにゲームがあるから。上腕式スポットアーム型の専用ハードに腕を通し、ログインしていく。謎の発光物体を握り締めて。

 これは、とあるVRMMOの物語。

 2nd.シーズン開幕。身体は闘争を求める。

 ホワイトデーイベント開始!非モテ組の仁義なき争いが幕を開ける……!※ 幕を閉じました

 主人公が格好いいスキルで無双する。そんな小説をおすすめされると期待していた方には申し訳ないが、本作は人間関係のドラマに主軸を置いた、愛と絆の物語だ。愛ゆえに刺されて死ぬし、信じてもらわなければ裏切ることもできない。格好良さ度外視の覚えやすいネーミングで読みやすく、たまに起こるシリアス展開が非常に胡散臭い、ハートフルコメディもる。

 これは、とあるVRMMOの物語。

 語尾の意味は読めばわかる。

 GunS Guilds Online

プニキとはじめるリーグ運営 ~野球ゲーム?作って運営します~

世界一面白いゲームと騙されて100エーカーの森=プニキに挑んだ主人公は気づく。「この要素があれば理想の野球ゲームが作れる!」(第18部)。天才的なプログラマーにして残念な引きこもり従姉と共に進めるゲーム開発。集まる仲間、資金調達に法人化、気づけば会社の代表に(第25部)。スポンサー集め、クラウドファウンディング、メディアへの露出、VR対応、ベータテスト(第48部)。サービスインしてからも課題は山積み。果たして代表社員兼雑用係は、このゲームを何十年と存続させることができるのか?

 ゲームを遊ぶ側ではなく、制作・運営する側を題材にした小説。「ケモノ野球を観戦するゲーム」というニッチなコンセプトながら、野球ファンでなくても楽しめる秀逸な構成になっています。リアリティの高い設定が多く、いつか本当にこのようなゲームが登場しそうという期待感すら抱いてしまう作品です。

 ちなみに、「プニキ」とは「くまのプーさんのホームランダービー!」に登場するプーさんのことです。

VRMMOをカネの力で無双する

ツワブキコンツェルンの御曹司、石蕗一朗は、すごいお金持ちである。

 「友情 努力 勝利」ではなく、「課金イズパワー」でVRMMOをプレイする、完璧超人な御曹司が主人公の作品。下手に綺麗事を並べたりせず、タイトル通りの方向に突き抜けており、とてもユニークな作風になっています。ただ課金で無双するだけでなく、課金勢vs廃人勢の戦いを描くなど、見せ方もうまいです。

PHOENIX SAGA

「……たったの数時間プレイしただけでお腹一杯になれるVRMMOを作り上げた」

 VR技術が発展した未来で、とあるゲーム会社が開発費をどぶに捨てるような製品を発売したと放言した。

 体感時間を数万倍に加速することで、1度のプレイで数十年を生きることが出来ると謳うそれは、倫理的問題性を抱えた異色作として、数少ない物好きたちに受け入れられてスタートを切った。

 そんな中、一人の間抜けなプレイヤーがチュートリアルから脱落し、地獄を見る羽目になる―――そんなお話。

 1プレイ体感数十年の超特大ボリュームと、Lv10以上で死亡すると強制ログアウトの厳しい仕様で、期間限定の異世界転生に近いVRMMO小説。作品の文章量も多いことから、読んでいるうちに読者ですらゲームであることを忘れてしまいそうになる異色作です。

Free Life Fantasy Online ~人外姫様、始めました~

フリーライフファンタジーオンライン……通称FLFO。

βテストの大会で貰った入賞景品を、妹の秋菜からのプレゼントされやり始める月代 琴音。

キャラクリで選んだ種族は……マニアックな人向けである『人ならざる者』

人外系と言われる中でも不遇の1つ、ゾンビを選択。

サービス開始だひゃっはー! してる人達をガン無視し、ゾンビの種族スタートでマイペースに進め隠し部屋を発見。

特殊種族への進化ルートを解放するキーアイテムと装備を発見し、種族や見た目から『姫様』と呼ばれるように。

良く組むPTは妹……ではなく、同業者の骨と鎧。

使役形と言えばもふもふ? ところがどっこい。不死者の姫が出すのは不死者でしょう? 出てくるのはカタカタと頭を揺らす骨。

図書館で読んだ女神様の1柱に『門にして鍵』とか通称書かれたけど華麗にスルー。

ゲームで元ネタ気にしても仕方ないし? 面白ければいいよね。

そんな主人公……月代 琴音がマイペースに楽しむお話。

 ゾンビスタートから姫様に進化するお姉ちゃんが主人公。進化やスキルに関する話題の割合が多く、育成・成長系が好きならおすすめです。姫様になって人外ネタは形骸化するのかと思いきや、進化が突き抜けて異形化。あらすじにチラッと異名が登場している通り、かなり「クトゥルフ神話」を取り込んでいる作品です。

ジェノサイド・オンライン ~極悪令嬢のプレイ日記~

___あなたとは少しだけ違った歴史を辿り発展した日本での話。

これは日本のお嬢様が日頃のストレスを晴らすために現実と変わらないくらいにリアルで自由度の高い最新のVRMMORPGに手を出し、そこで悪役プレイをしていくうちに始まりの街を混乱の渦に叩き込み、裏社会の組織を片手間に潰し、果てはクーデターまで行ってしまい、最終的にプレイヤー達から『ジェノサイダーさん』『徘徊するラスボス』『一人だけやってるゲーム違う人』『レイドボス』『無慈悲』『文字通り人災』と呼ばれ色んな意味で有名になっていくプレイ日記です。

 異常性を持った美少女プレイヤーがVRMMOでスプラッターする残虐小説。好みの分かれる特異な作品ですが、序盤から容赦ないプレイングが行われるため、第2話「チュートリアルおじさん殺人事件」あたりまで読めば、合う合わないが判別できます。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~

世に100の神ゲーあれば、世に1000のクソゲーが存在する。

バグ、エラー、テクスチャ崩壊、矛盾シナリオ………大衆に忌避と後悔を刻み込むゲームというカテゴリにおける影。

そんなクソゲーをこよなく愛する少年が、ちょっとしたきっかけから大衆が認めた神ゲーに挑む。

それによって少年を中心にゲームも、リアルも変化し始める。だが少年は今日も神ゲーのスペックに恐れおののく。

「エンカ率が常識的とか神ゲーかよ……」

 数あるVRゲーム小説の中でも、主人公と著者のテンションがトップクラスに高く、読んでいて気持ちの良い作品。小説として文章・構成の評価が高いだけでなく、著者がゲーム大好きということが伝わってくるのも好印象です。神ゲーの合間に差しこまれる、近未来VRクソゲーにもワクワクしてしまいます。

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-

 各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム<エンブリオ>。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち<ティアン>。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を起動する。

 これは世界か、遊戯の話。

 そして思い出の物語である。

 自由度の高すぎるシステムと緻密な設定の組合せによって、見どころ満載の異能力バトルが楽しめる作品。規格外なキャラクターばかり登場するため、展開や決着は予想も付かず、戦いが始まるたびにワクワクしてしまいます。VRゲームジャンルですが、異世界ファンタジー色も強いです。

さいごに

 VRゲームジャンルも好きですが、異世界転移やファンタジーも好きです。特に、敵味方問わずキャラクターが容赦なく死ぬ系に食指が動きます。

 一例を挙げるとすれば「ンディアナガル殲記」「終焉世界」「魔王は世界を征服するようです」「鎧の魔王のファンタジア」です。鬱々とした展開に抵抗がなく、興味が湧いたら併せてチェックしていただけるとうれしいです。