【TOKYO JUNGLE】プレイ感想

TOKYO JUNGLE そこは力だけが全ての弱肉強食の世界!

そのシュールなコンセプトだけでなく、ゲームの至る所から魅力的なセンスを感じる本作。自分にしては珍し先行体験会にまで足を運んだ期待作であります。






ゲームの内容は大きく分けてサバイバルモードとストーリーモードの二つ

普通だとストーリーモードがメインでサバイバルモードはオマケと言った所なんですが「TOKYO JUNGLE」ではサバイバルモードがメインとなっており、様々な動物でジャングルと化した東京を生き延びながら[チャレンジミッション]や[アーカイブ]を集める事で新たな動物やストーリーモードが解放されていく形となっています。






選んだ動物によって変化するプレイスタイル。その極端な仕様はまさに弱肉強食の世界

草食動物か肉食動物かという違いはありますが、基本的にステータスを成長させなければ自分よりも大きな動物には勝つのは難しいです。犬や猫程度の体格があればサバイバル序盤にうろついている動物ならたいてい倒す事が出来ても、ひよこでは小型犬にすら軽く狩られてしまうと言ったように動物毎に難易度差が激しく、弱い動物でどうやってサバイバルを続けるのかが腕の見せ所です。かと言って強ければ良いと言う訳でも無く、大きな動物は動きが遅かったり燃費が悪いので上手く餓死しないように食料/獲物を見つけながら生き延びるのも楽しみ方の一つとなります。






しかし、基本はサバイバルモードを繰り返すだけなのでマンネリが早い

まだ数種類の動物しか解放されていませんが、毎回スタートする地点は同じでやる事も殆ど同じ。生き延びるのがメインとは言え似たり寄ったりのミッションをこなしていくしか無いプレイでは早々に飽きてしまいました。とは言え先に挙げたようにサバイバルモードを遊ばなければ新動物もストーリーも遊ぶ事が出来ないので、効率的にゲームを進めて行こうと考えたら作業的なプレイをせざるを得ない。






生き延びる為のサバイバルなのに、目的を達成したら死にたくなるジレンマ

ストーリーを開放する為に取得しなければならない「アーカイブ」、サバイバル中に存在している時はマップ上に表示されており簡単に取得する事が出来るのですが、開放されたストーリーをクリアしない限り次のアーカイブが登場しない仕様が非常に残念。

最初はチャレンジ毎に真面目にサバイバルをしていたんですが、生き延びる事さえ出来れば何十分でも遊び続ける事が出来ると言う、ある意味やり込みモードなサバイバルが終わらないとゲーム自体が進行しないという状況に陥ってしまいます。そんなわけで何度か遊ぶうちに[新動物でサバイバル開始]>[別の動物を解除するミッションクリア]>[アーカイブ回収]>[自殺]を繰り返してストーリーと動物解放メインで進める始末で、ちょっと自分にはこのゲームシステムが合ってないと感じています。

ただ全動物にサバイバルランキングが用意されているので本気でやり込みたい人には向いているゲームかもしれません。動物も世代交代でステータス育成要素に加えて装備アイテムで補強する事も出来るのでやり込み要素は充分に秘めています。しかし最初からいきなりやり込み要素を前面に出されても困るんですけどね。






自由度無し、まるでチュートリアルを延々と続けているかのようなストーリー

『どうして人類が消えたのか』というストーリーは非常に興味深いのですが、その辺りの謎はサバイバルで取得するアーカイブで触れられており肝心のゲームの方は「○○を行え」と言う指示を繰り返されるだけのお使い状態。難易度はそこそこ難しい所もあり初見では死んでしまう事も有りますが、すぐにコンテニュー出来るのでアクションが苦手な方でも問題有りません。しかしゲームとして面白いかと言われたら、最初はシュールで楽しめるんだけど世界観に慣れてくると面白さも減退している気がします。






まだまだ序盤なので判断を下すのは早計でしょうが、とりあえずガンガン進めるよ