先日、レビュー記事を書いた後もプレイを継続して、全てのエンディングをコンプリートしました。ストーリーのノーマルエンドとトゥルーエンドに加えて、戦闘に参加する全キャラクターの個別エンディングを完備。どれも専用のイラストまで用意されており、満足度の高いものばかりでした。
イメージエポックの倒産やセガへの移譲など、紆余曲折の末に発売した本作。システム面に多くの不満を抱いたとはいえ、ちゃんと世に出てプレイができて良かった作品だと思います。今回はクリア後の感想ということで、踏み込んだネタバレ込みの内容となっているので、御注意ください。
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全キャラクターの好感度MAXを目指した2周目
お金の引継ぎや、経験値ブーストといた特典が付いている2周目ですが、最大の魅力は、自由時間が3倍になって思う存分に好感度を上げられることです。無駄な行動をしなければ、通い続けるだけで簡単にコンプリートできます。時間が足りずに悩ましい1周目に比べて余裕があるため、気持ちよく遊べました。
最終決戦で分岐するトゥルーエンドへの道
分岐条件が不明だったので、全員の好感度だけでなく、選択肢も慎重に選んで無事に到達しました。1周目に35時間。2周目でも20時間は掛かったので、3周目に持ち越すのは何としても回避したかったです。分岐するかどうかの場面は、本作で最も緊張する瞬間でした。
1周目で『誰もが助かるもう1つの結末』と言われていたので、アナスタシア姫の死亡回避を期待したのは私だけじゃないと思いたい。実際は『誰もが助かるもう1つの結末(ただし幼女に限る)』でした。生存するとストーリーが大幅に変わるため、難しいとは分かっていたけど、お気に入りのキャラだったので救済ルートが欲しかったです。
エンディングだけでなくイベント・戦闘も変化
トゥルーエンドと言っても結末が少し変わるだけだと思っていたら、イベントを経て追加ストーリーが展開されました。ステラグロウの設定を生かしたラストバトルや、ゲーム主題歌が最後の歌魔法になるなど、ノーマルルートとは全く違う盛り上がりを見せてくれます。
システム面の不満から、1周目をクリアした時点でトゥルーエンドを目指すか迷いましたが、これを見ずにはステラグロウをクリアと言えない内容です。周回プレイをすることでストーリーの評価はより高まりました。
14種類の個別エンディングをコンプリート
男女関係無しに全キャラクターのイラストが用意されているという力の入りようがすごい。アルバイト先との個別エンディングが用意されていないものの、それでも全部で14種類も存在します。ラスボス撃破寸前でセーブして、ロードを繰り返して閲覧しました。
お気に入りのキャラクターは女性ではサクヤ。男性はダンテです。炊事洗濯から裁縫まで、10人以上の女性キャラクターが登場する本作でも、女子力が最も高いのはダンテに違いありません! 本当に選びたかったのはビアンカちゃんの旦那様でしたが、サブキャラクターとしては出番が多かったので満足しています。
ギャラリーモードが欲しかった
イラストやムービーが多い割にはギャラリー機能がないので、振り返るのができないのはもったいない。スロットも2個しかないため、お気に入りのシーン直前でセーブすることもできません。その影響でスクリーンショットの撮影枚数がすごいことになりました。持ってて良かった偽トロ3DSです。
さいごに
さすがに、2周併せて50時間以上も遊べば低速なバトルスピードにも慣れてしまい、効率的な育成・戦い方も把握したので、1周目クリア時に比べれば評価は大幅に上昇。多少の不満点には目をつぶって、良い作品だったと思えるゲームでした。