全体としては物足りないが、各話個別は高評価なファンディスク。トロフィーコンプリートまで20時間弱。ボイスを待たずに読み終えたら進めるタイプなので、じっくりプレイすると30時間前後のボリュームかと思います。作品評価は難しく、各話を独立して見ると面白い話ばかりですが、作品全体としてキッチリ締められていないので遊び終えたと言う実感が湧きません。
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オカリン視点のストーリーは流石に食傷気味
いくらifストーリーでトンデモ世界線を用意されても、結局のところタイムリープを繰り返す展開が同じでは飽きてしまいます。プレイ順が制限されている事から何らかの仕込みも期待したのですが、そういった要素も無かった事が残念で仕方が有りません。
他キャラクターから見た『世界がヤバい』オカリンがヤバい!
各ラボメンの視点で描かれる様々なストーリー。複数のライターが参加している為、内容にムラは有りますが全体的に高評価。特に、目の前に居るオカリンがタイムリープで豹変する展開は何度見ても驚いた。オカリン視点で”狼少年”も辛かったですが、逆視点で目の当たりにすると、いきなり信じろと言われても無理だと実感してしまいます。
全10話を観測すると現れるサプライズの第11話
2年後の0世界線を綯ちゃんから観測するアフターストーリーは、ラボメンストーリー以上に新鮮でした。なによりJCに成長した綯ちゃんが可愛い!! ただし、作品全体の締めにするには、何かが違う感じなんですよね。どうして本作に読む順番を付けたんだろうか、その意図がイマイチ読めないままに終わってしまいました。
鈴羽に関連する物語がよく出来ていた鈴羽ファンディスク
プレイ感想でも書きましたが、鈴羽メインの話では様々な衣装・性格の鈴羽を楽しむ事が出来て大絶賛。他キャラがメインでも、鈴羽がサブに加わった物語は全て評価が高いです。過去・未来・現在の様々な鈴羽のifストーリーを眺めることが出来て、鈴羽が好きな人なら大満足間違い無し。本作を語る私の最終評価としては、これに尽きますね。