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良くも悪くも王道。「JRPGの中のJRPG」を感じる作品
第5章まで進めた時点での感想です。流石に大きく「JRPG」と掲げている作品だけあってゲームシステムの基礎部分に挑戦的な部分は少ない。その代わりにRPG定番の面白さは一通り揃えており万人受けしやすいRPGと言う印象。反面、定番RPGには飽きたと言う人にはお勧めしづらい部分もあります。もちろんイラストレーターに「曽我部修司」さん。更に豪華声優陣と言う布陣でキャラクターデザインと言う面からもRPGとしての魅力を最大限に高めている作品です。
低難易度の雑魚戦闘と手軽なレベリング
本作では「ソール」と言う力がストーリーの根本に関わっており、主人公達もソールを用いてスキルやフィールドギミックを操作します。このソール、ストーリー中では枯渇してしまうと死んでしまう設定ですが主人公達のソールは0になっても問題有りません。マジックポイント的な存在です。拠点に戻れば全快&セーブポイントから自由に拠点に戻れる事からセーブポイント付近で経験値稼ぎを行えばスキル使い放題で、雑魚戦は力押しで余裕というバランスになっています。
雑魚とは対照に、緊張感抜群のボス戦闘
雑魚戦では有り余るソールを使って力押しをすれば余裕ですが、ボス戦ではそうはいきません。ご都合主義上等にボス前では必ずと言って良いほどセーブポイントが用意されている本作。と言う事は、ソール全快で戦う事が前提のバランスになっているわけですね。お陰でボスは高HPかつ高攻撃力と雑魚とは比べものにならない強さです。特に回復に関しては序盤、幼なじみヒロイン以外にまともに回復するスキルを持っていない為に必須の存在ですよ。アイテムゲーになるのも問題ですが、アイテムの回復量がボスの攻撃力に完全に追いついてない気がするよ!
スキルの習得とレベルシステムは数少ない特殊な要素
本作ではスキルの習得はキャラの成長と無関係。代わりに装備毎にスキルが設定されており、条件を満たす事で習得出来ると言う特殊なシステムになっています。更に一度覚えたスキルは繰り返し使用する事でレベルが上がっていき、高レベルになる程にソールの使用量を増やして高威力や高性能のスキルへと進化。特に最大レベルまで上げたスキルは「オーバーロード」と言う超強化が可能となります。しかし、強いからと言って乱発するにはソールが足りない。特に前述したボス戦では1ターンでも早く倒したくて高レベルで発動させたい所でも、倒す前に息切れしてしまうと言う諸刃の剣で、それでは意味がありません。
そんなスキル要素を活かすソールタンクシステムは期待度高め
ソールタンクとは拠点に貯蔵しているソールをキャラクターに補給するシステムなのですが、拠点に戻れば全快のはずなのに補給とは?と思ったらキャラクターの上限を突破して数値を挙げる事が可能なんです。そうする事で、例えばボス戦等にソールの量を倍にして挑むなんて事も可能になるわけですね。残念ながら現時点ではチャージしなくても無事にボスを倒し続けていますが、今後更に増大するソール消費に対してタンクシステムが絶妙のバランスで仕込まれていけば、本作の戦闘が更に面白く化けるのでは無いかと期待しています。
ストーリーは章単位。各章の長さは比較的短い
実は体験版で遊べた部分は一章はおしまいと、製品版をプレイしてみて少し驚きました。同じように各章の長さは短く、だいたい1時間前後でサクサクとクリアしていく事が出来るのですが、5章の時点でストーリーの全体像は全く見えておりません。「新たなるソールトリガー」達も登場していないですし、ストーリー構成に何かしら特殊な仕組みが用意されていそうな予感はするんですが…… その辺りはこれからのお楽しみです。とりあえずクリアまでガンガンプレイしていくよ!
金髪幼女のだっこ要求、効果は抜群だ!
選んだヒロインによってストーリーが分岐する為、嫁選びは真剣に!と言う本作。やっぱり定番で行くなら幼なじみのエマか、お姉さんタイプのソフィを選ぶべきかと悩んでいたのですが一発でシリルに籠絡されてしまったイベント。俺、ロリコンじゃ無いけど可愛いは正義だと思ったね。だけど雰囲気的に幼女と愛は語れなかったり、ヴァルターさんが過保護だったりして選べなさそうなので、やっぱりソフィかなぁ…… なるようになーれ。
あとパンツじゃ無いから恥ずかしくないけど明らかにパンツ
最初にキャラクターが公表された際にも話題になりましたフランさんのパンツ。質感とかも完全に布だから言い訳できないですよこれ! キャラクター自体は真面目というか無表情系ですが、それでいてこの格好というギャップも加わって、登場する度にニヤニヤしてしまいます。
最後になりましたが、BGMはかなり好きです
こればかりは文章で説明するのが難しいですけど、今の時点ではサントラを買いたいなと思ってますね。それと主題歌も賛否両論の特徴的な歌容ですが、あれはあれで耳に物凄い残ってるんですよね。