スチームパンクシリーズを制覇しようと決めた一作。先日プレイした「黄雷のガクトゥーン」に続く、スチームパンクシリーズプレイ2本目。シリーズで言えば第3弾なのでプレイ順は滅茶苦茶ですが、選んだ理由はイラストレーターさんとOP曲が大好きだからです。実はゲームを未プレイながら、どちらも昔からのお気に入りでキッカケが有れば本作をプレイしたいとずっと思っていました。
既に本編だけでなく「Webノベル」やファンディスクもプレイ済。ゲームパートに不満はあるもののADVとしては大満足。6作中2作をプレイして面白いのなら、この調子でスチームパンクリシーズを全プレイするのも悪くないと思ってしまうくらいでした。始まりがガクトゥーンなら、シャルノスで完全にスチームパンクシリーズにハマりましたね!
1日に1章ずつ、じっくりと読み進めた魅力高いストーリー
普段は読み終えたらボイスを飛ばして進める自分が、ほぼ全編ボイスを聴きながらプレイするという異例のスタンス。各章、似たようなシーンを繰り返す部分も有るのに、それすら飛ばしてしまうのが惜しいと感じる程でした。初回版にはパートボイスしか無く、今更プレイだからこそフルボイス版を遊ぶ事が出来たのは良かったです。
そして後日談Webノベルのインパクトも絶大。もちろん本編だけでも面白かったですが、何かが物足りないという評価でした。そんな気持ちで読み始めた後日談は、比喩抜きに鳥肌物です。ファンディスクまでプレイしても全ては語りきられず「まだこれから」と感じさせられる内容ながら、そんな終わり方がとても似合う作品でした。
メアリさんが”男前”だったという事が、本作で一番印象的
序盤は如何にもヒロインと言う感じの少女だったのに、まさか男前なんて印象を持つキャラになるとは想像も出来ませんでした。それでいて少女らしい愛らしさも併せ持つとか、ちょっとメアリさん最強じゃないですか? 18禁ゲームのメインヒロインなのに、最後までHシーンが無いなど何もかも規格外で、これでは”M”がツンデレヒロインに見えてくるのも仕方が有りません。
珍しく今回は新作・準新作以外のレビュー記事で、どういう風に書けば良いのか悩んだのですが、結果的にはレビューと言うよりも感想垂れ流しになりました。本当は、この3倍くらい語りたい事が有るのですが、割愛して『メアリ可愛い!メアリ男前!』なんて内容になりました。今後プレイするスチームパンクシリーズへのハードルが上がった事は間違い無い一作です。