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懐かしの名作ゲームが大画面で蘇る!
PSPをHDMI出力する「MG1000」や、PS2をHDMI出力する「MG3000」に続くマグレックス社の新製品。ビデオ端子出力をHDMI出力にコンバートする「MG5000」のレビュー記事です。今回もブログレビューキャンペーンが開催。応募したところレビュアーに選ばれた為、マグレックス社より製品支給の上での商品レビューとなります。
パッケージ内容はシンプルに本体・電源・マニュアルの3点のみ
注意点として、本機とディスプレイを接続する為に必要なHDMIケーブルは同梱されていません。12,800円とコンバーターにしては少し高めの価格設定なので、ケーブル分だけでも価格を抑えていると考えれば不要な人にとってはお得。しかし、手元に無ければ購入する必要が有るため、公式サイトに同梱していない事を解りやすく明記して欲しいと感じました。
ファミリーコンピューター(互換機) TO HDMI
ビデオ端子のキャプチャー環境を持っていないので画像比較は出来ないのですが、同型のディスプレイに映して見比べたところ、細部のジャギーなど綺麗に処理されていました。特に文字の表示に関しては雲泥の差です。体感出来るほど大きな遅延も無いので、シューティングやアクションジャンルをプレイしても問題は有りません。
スーパーファミコン(互換機) TO HDMI
基本的にはファミコンと同じ感想。綺麗にアップコンバートされている点も魅力ですが、併せてS/ビデオ出力しか存在しないハードをHDMI出力出来る事も嬉しい。今になってFC/SFCを楽しみながらキャプチャーする機会が訪れるとは思ってもいませんでした。レビューを書くために起動したはずなのに、気付けば様々なソフトを何時間も遊んでしまいました。
PlayStation 2 TO HDMI
一気に時代が飛んでPlayStation 2。無理にビデオ出力からコンバートしなくても、D端子出力に対応しているのでビデオ出力より綺麗に出力する事が出来ます。そこで比較として「MG5000」でアップコンバートした映像と「MG3000」でHDMI(D端子)出力した映像を比べてみました。下の画像が「MG3000」出力によるキャプチャーになります。
結果としては、「MG5000」を経由する事で解像度は上がるものの、最初からHDMI(D端子)出力した画質に比べるとワンランク落ちる印象です。1つの機器で様々なハードのHDMI出力に対応したい場合は「MG5000」 PSP/Wii/PS2をピンポイントでHDMI出力したい場合は各MGシリーズを個別に購入するのがおすすめ。
今後もレトロゲームを遊び続けるなら覚えておいて損は無い機器
今はまだビデオ入力端子の付いているTV/ディスプレイが流通しているとは言え、既に出力形式の主流はHDMI。ビデオ入力は、いつ無くなっても不思議ではない端子です。いつの日か、ディスプレイの買い換えを考える際にビデオ入力端子の存在によって選択肢が大きく狭められる日が来るかもしれません。
既に同様の機器は数多く販売されており、本機と比べて格安と言える商品も多い。そんな中「ゲーム機向けコンバーター」として打ち出してきている本機に対し、ゲーマーとしてどれだけ魅力を感じるかが購入の分かれ目でしょう。知って今すぐ欲しくなる製品では無いですが、存在を覚えておけば、いざという時にゲーム環境作りが捗る。そんなアイテムだと自分は感じました。
このレビューはマグレックス株式会社のブログレビューキャンペーン企画に参加し、商品の提供を受けて掲載しています。なおこの記事の 掲載によるブロガーへの金銭報酬などは一切なく、メーカーから記事への関与も受けておりません。