ジャンル | タクティカルRPG |
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ハード | Windows |
発売日 | 2014年4月25日 |
発売元 | アリスソフト |
開発元 | アリスソフト |
公式サイト | リンク |
プレイ時間 | 1周目クリアまで20時間 |
先の気になるストーリーで、クリアまでノンストップ!! ここ最近のランスシリーズは、中毒性の高いゲームシステムが印象に残る作品ばかりでしたが、今回はストーリーも負けないくらい高評価。発売日から週末の大半をプレイに費やして、正史+各ヒロイン合計8ルートを一気にクリアしてしまいました。
意外とバランスの良い正当派シミュレーションRPG
ターン制×大量の敵兵の組み合わせや、固定メンバーによる戦闘が多く、少数キャラを極端に強化しても戦いづらい。平均的な育成が理想な、アリスソフトにしては正当派ゲームシステムと言う印象です。味方の少ない序盤は数の暴力で防戦一方になり、ストレスに繋がりましたが、中盤を過ぎた頃には戦略の幅も広がり戦闘がグンと面白くなります。
先に挙げた固定メンバー戦を始め、少人数や毎ターン味方増援など特徴的なステージが数多く登場。どれも初見殺しほどは難しくなく、かといってマンネリもしなかったので、ゲームバランスは本当に良かった。多用は出来ませんが、一時的に防具を強化する、ここぞと言う時に使えば救済のような要素も用意されているため、詰まる事は無かったです。
一本道で20時間超 圧倒的な面白さだった正史ルート1周目
ランスモードの状況や周回によって追加イベントは存在しますが、基本は最終章まで一本道。今回は目標が最初から明確に決まっているので、イベントに寄り道や無駄話も殆ど無く、常にメインストーリーで物語は進行しました。それでいてクリアまで20時間超。どれも見逃せないイベントの連続だったため、体感では更に長かったように思います。
ルシアン=シーラなど、予想されていた部分を変に裏切らず、純粋に面白かったストーリー展開。開幕から散々引っ張った闘将バステトが戦闘無しだったのは肩透かしでしたけど、ラスボス戦で「Running to the straight」のアレンジが掛かった瞬間、そんな事はどうでも良いと思うくらい盛り上がりました。『そういえばゲームシステムが似てるけど、別ゲームだから!』
最終章×ヒロイン分の個別ルート回収
1周でコンプリートするのは難しい上に、ヒロイン毎に最終章1つ分の分岐が有るので、全てを見終えるだけで1日掛かってしまいました。どれもIFルートなのでやりたい放題。いくつか正史ルートと展開が同じ物は見飽きるシーンも有りましたが、全8ルートを遊び追えるまでモチベーションが揺らぐことは無かったです。
ヒロインルートの中で気に入ったのは、かなみルートの壮大な痴話喧嘩。上手く正史ルートに取り込んでも良かったのではないかと思うくらい、個別ルートの中では1番ランスらしいルートだと感じました。対極にミラクル・トーのランス53歳は格好いい。禿げてもランスは最高だと思います! 正史とは別に、この世界の結末は見てみたいですね。
全ルートクリア後の正史真エピローグ
それぞれのヒロインルートをクリアすると正史ルートに真エピローグが追加。どれも個別ルートに関連する内容となっており、IFで終わらず正史に受け継がれているのは嬉しい。まそーさん子供Verは個別ルートだと大人に戻るのに、正史では子供のままとか……可愛いからおっけー
ちょっと気になる雰囲気を残しながらも2作ぶりにシィルが復帰して、次はどうなるランス10。まだCG全回収などの要素は残しているものの、ここで一旦アンケートを送信して、ランス9クリアとなりました。