【プロジェクト・ニンバス:RISE MIRAI | PS4】評価・レビュー ハイスピード・メカアクション最終章

記事のタイトルとURLをコピーする
B
総評
大幅な変更が加えられた拡張コンテンツ。正統進化を期待していたら、想像していた以上に変更・調整箇所が多く、少し残念に感じました。とは言え、ロボット好きなら溜まらない魅力を十分に秘めた作品であることには変わりない作品です。
良かったところ
フルボイスの熱いストーリー
種類豊富なメカと兵装
悪かったところ
説明不足のキャンペーン後半
地味な印象の新ゲームモード
ジャンル ハイスピード・メカアクション
ハード PlayStation 4
発売日 2018年11月29日
発売元 GameTomo
公式サイト リンク

 ハイスピード・メカアクション最終章「プロジェクト・ニンバス:RISE MIRAI」のレビュー記事です。

 2017年11月に発売された「プロジェクト・ニンバス:CODE MIRAI」の拡張コンテンツにあたる本作。1年越しに追加されたストーリーの最終章に加えて、新たなゲームモード「ウォーフロント」やUI・HUDの刷新など、今回も見どころが満載です。

 残念ながら少し期待外れの部分や、変更・調整によって評価を下げてしまった要素もありましたが、「CODE MIRAI」同様に、ロボットゲームが好きならプレイを強くおすすめしたい作品でした。

 基本的な評価は別記事「プロジェクト・ニンバス:CODE MIRAI 評価・レビュー」に掲載しているので、本記事では「RISE MIRAI」の新規要素にのみ触れていきます。

見せ方の変化を感じたストーリー最終章

 第3章と第4章が追加されたキャンペーンモード後半は、前半に比べると少し方向性が異なっていました。戦闘中の通信とオーディオログが中心だった展開に対して、人物の描写が大幅に増加しています。ロボットゲームに頻繁な人物描写を求めるかどうかは、好みが分かれそうなポイントです。

 ストーリー自体も急ぎ足で語られるのに加えて、何度も展開が飛躍するため、不明瞭な部分が多かったです。ハードモードの挑戦を兼ねて2周回しましたが、今ひとつ腑に落ちません。人物描写に注力した反面、通信やオーディオログが不足してしまい、ストーリーを補完しきれていない感触でした。

 もちろん、盛り上がるポイントはしっかり押さえられており、見せ場も多いです。オムニバス形式で展開されるエースパイロット同士の戦いや、裏切り・共闘といったドラマティックな演出が豊富に用意されていました。

全てが刷新されたUIとHUD

 かなり荒削りだった武装選択システムがホイールタイプに変更されたことを筆頭に、UIとHUDは全て刷新されています。時間の流れを遅くする「バレットタイム」が廃止され、武器選択中は自動的に時間の流れが遅くなる変更も入って、手軽に遊びやすくなった印象です。

 しかしながら、「バレットタイム」が廃止された影響で、緩急のある爽快な空中機動が行えなくなったのは残念でした。最初から今回の仕様なら不満はなかったのですが、比べてしまうと前作の方が気持ちよくプレイできたため、欲をいうなら新旧仕様を選択式だとうれしかったです。

ロマン溢れる新機体の数々

 順当な進化を遂げた機体だけでなく、巨大なクレイモアやドリルを装備したロマン機体まで、多彩なバトルフレームが新たに登場しました。キャンペーンモードでは敵としての登場になりますが、サバイバルやウォーフロントでは、プレイアブルとして操作することも可能です。

 近接攻撃だけの縛りプレイ機体かと思いきや、ブレードから斬撃を飛ばしたりドリルからビームを撃ったりと、意外にロマンと実用性が共存していたことにも驚きです。既存機体の追加ブースターや強力な粒子キャノンといい、ロボット好きの琴線に触れる兵器のオンパレードでした。

戦いを積み重ねて成長するウォーフロント

 新たに追加された「ウォーフロント」は、機体のアップグレードを行いながら様々なミッションに挑むゲームモードです。繰り返しプレイすることで機体やミッションがアンロックされていくため、戦いを積み重ねて自身が成長すると同時に、遊びの幅も広がっていきます。

 序盤は旧世代のバトルフレームしか選択できないので、ストレスが溜まりやすく、サバイバルに比べてプレイのハードルは高いです。キャンペーンで使用した最新世代機のすごさが改めて分かるモードでした。無骨な第1世代は、実際に操作してみると空飛ぶ棺桶にしか思えません。

 ミッションの種類が少なく、最高ランクに到達するまでに、何度も同じミッションをプレイしなければならないバランスも今ひとつです。遊び尽くすことでちょっとしたご褒美が用意されているものの、鳴り物入りの新ゲームモードにしては、ちょっと地味な印象でした。

さいごに

 「CODE MIRAI」の時点でかなり評価が高く、正統進化を期待していたこともあって、変更・調整された部分に対する不満が目立ちました。とはいえ、魅力を感じさせるポイントはしっかりと押さえており、ロボットゲームが好きな方ならプレイする価値は十分にある作品です。

 「CODE MIRAI」「RISE MIRAI」の分割販売と、セットで購入できる「コンプリートエディション」が発売されており、どちらの購入形態でも総額が変わらないというのもうれしいです。興味が湧いた方は、ひとまず「CODE MIRAI」のみ購入して、ハイスピードアクションを体験してみるのもおすすめです。