【大神 絶景版】プレイ感想 語りかけてくるような物語性の高い作品

念願の大神を始めました

 前々からずっとプレイしたいと思っていた本作。絶景版の発売により、ようやくプレイする機会を得る事が出来ました。残念ながら旧作を未プレイの為、折角のHDリマスターによる高画質化に関しては比較する事が出来ませんが、楽しんでプレイして行こうと思います。

インストール必須 + 大容量7.7GBが焦れったい

 早速プレイと行きたかったのに、自分のPS3が初期型というのも原因かもしれませんがインストール完了までに40分弱も掛かる焦らしプレイですよ! 最新型だと時間が短縮されると言うのなら、そろそろ買い換えを考えたいところですね。

独特の、落ち着きある作風

 日本神話をベースに自身は喋らない「アマテラス」を主人公に、平和を取り戻す為の旅に出る物語。わかりやすい派手さは少ないですが、落ち着きのある雰囲気と、ところどころで光る演出が見所と言う感じですね。最初は『イッスンばかり喋ってアマテラス地味だなー』とか思っていたけど、段々と喋らなくてもアマテラスの良さみたいなのがわかるようになりジワジワと作品を気に入っていきます。

筆しらべのシステムが非常に好み

 筆で画面に墨を入れるくと言うシステム。最近レビューした墨鬼を思い出します。向こうはアクションをしながら忙しく筆を振るうのに対して、こちらは時間が停止するので落ち着きが有って、似ていながらも印象は大きく違いますけどね。しかし、どちらも自分の好みに合っているという点は変わりなく、とても気に入っています。物語が進めば進む程に筆の効果も増えていくので自身の成長がよく見えるのも良い要素ですね。

難易度だけが少々物足りません

 ゲーム自体に難易度設定がありませんが、体感的にはイージーがデフォルトと言った印象。勿論、ただ真っ直ぐに殴り付けるだけでは厳しいですが、筆しらべや装備を選べば戦闘で負ける事は無いという意味でのイージーですね。この辺りは物語が進んでいけばもう少し歯ごたえが出てくるのか期待したいところ。

音楽・雰囲気・ゲームシステムのバランスが良くて好評価

 元々プレイ前から音楽の評価が高く何度も耳にしていたのですが、想像以上に音楽に似合った世界観で、実際にゲームをプレイした影響で今まで以上に音楽を好きになれそうです。個々の要素で見れば尖った部分の少ない無個性な作品にも感じられますが、全体的に見ると各要素がお互いを高めあうような非常に整った作品ですね。前評判を聞いている感じ、このままの面白さで楽しむ事が出来そうなので、中途半端なプレイで長くは語らず、全てを見たあとに改めてお薦めしたいと思います。