【Nintendo Labo | Switch】評価・レビュー ニンラボでしか体験できない「つくる、あそぶ、わかる」

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総評
ダンボール製という粗そうな印象とは裏腹に、製品としての完成度はかなり高いです。組立てから楽しめて、仕組みを学べ、長く遊べるすばらしい作品でした。
良かったところ
想像以上に頑丈なダンボール
子供でも作れる分かりやすさ
クオリティの高い「さわれる組立て動画」
Nintendo Laboでしか得られない体験
ゲーム感覚で学べる「わかる」トピック
ジャンル つくる、あそぶ、わかる
ハード Nintendo Switch
発売日 2018年4月20日
発売元 任天堂
開発元 任天堂
公式サイト リンク

 Nintendo Switchとダンボールを組み合わせて楽しむ遊びの発明キットNintendo Labo Variety Kit / Robot Kit(ニンテンドーラボ バラエティキット / ロボットキット)」のレビュー記事です。

 「つくる、あそぶ、わかる」というコンセプトをもとに開発された本作。ダンボール製という粗そうな印象とは裏腹に、細かいところまでしっかりと作り込まれており、製品としての完成度はかなり高いです。組立てから楽しめて、仕組みを学べ、長く遊べるすばらしい作品でした。

 本作は、子供と一緒に楽しむ前提のところはあるものの、残念ながら我が家に子供はいないので、基本的には子供を想定した大人視点のレビューになっています。一部のToy-Conに限り、友人のお子様に協力してもらい書いているので、併せて参考にしていただけると幸いです。

大きなパッケージにぎっしりのダンボール

 ほとんどダンボールだけでToy-Conを作るため、大きなパッケージの中には、目一杯ダンボールシートが入っています。「Variety Kit」が28枚、「Robot Kit」は19枚となっており、ダンボール以外にも、ヒモ・輪ゴムといった様々なパーツが満載です。ダンボールの材質は想像以上にしっかりしており、多少手荒に扱っても問題ありません。

 紙の説明書はなく、ゲーム内の「うごかせる説明書」を見ながら組立てることになります。ボタンを押している間だけ再生。巻き戻し可能。タッチパネルで回転・拡大縮小・移動が自由自在。分かりにくいところを自分で操作して分かりやすくできる、高性能な説明書です。

時間に余裕を持って挑戦したい「つくる」

 練習で基本を理解したら、さっそくToy-Conの組立てが始まります。「Variety Kit」の場合、10分前後で組立てられる「リモコンカー」から作るのがおすすめです。慣れない組立てでもテンションが上がるよう、2個目は自分・子供が最も遊びたい物が良いと思います。

 記載されている組立て時間の精度はかなり高いです。大人でも、休憩を含めて記載通りの時間が必要です。子供だと、更に時間が掛かってしまうため、時間に余裕を持って取りかかるか、組立てを2日に分けると良いでしょう。「つくる」から「あそぶ」への流れが最も盛り上がるので、「作ったところで今日は終わり」は避けたいです。

 組立てていると、細かいダンボールのカスや、穴抜き部分のゴミがたくさん出るので、掃除しやすい場所でゴミ箱を近くに置いて作業すると、後片付けが楽になります。長時間組立てていると、バッテリーが減ってくるので、充電しながらプレイできるスタンドがあると便利でした。

Nintendo Laboでしか体験できない「あそぶ」

 一見すると子供向けのゲームばかりに見えますが、侮ることはできません。Joy-Conの機能を活かしたToy-Conのギミックは、どれも秀逸で大人も夢中になるような体験を得られました。さらに、一部の上級者向けコンテンツは、ゲームが得意な人でもうなってしまうような高難易度です。

 単純にJoy-Conをダンボールに付けただけでなく、ヒモや輪ゴムを駆使して、遊びに手ごたえを生み出している点も高評価でした。Joy-Conの「ジャイロセンサー」「HD振動」「IRカメラ」と組み合わさることで、Nintendo Laboでしか体験できない遊びを楽しめます。

 用意されているコンテンツを楽しんだ後は、自分で遊びを拡張していくことも可能。バイクのサーキット作成や、ピアノの作曲など、何時間でも楽しめるコンテンツがそろっています。Toy-Conの組立てから創作まで、長く遊び続けられるゲームになっていました。

Toy-Conの仕組みを丁寧に教えてくれる「わかる」

 「わかる」では、Toy-Conの仕組みや新しい遊び方を教えてもらえます。大人なら、組立てている最中に何となく理解できる構造ですが、改めて図解で説明されると『なるほど』と思う仕組みもたくさんありました。実際にToy-Conを使った解説もあるので、子供でも分かりやすいです。

 基本的な進行は、特徴的な3人の登場人物と選択肢形式で会話。Toy-Conごとに、全てのトピックを読み終えたらクイズにも挑戦できます。全ての問題に正解すると「○○マスター」の称号がもらえるので、ゲーム感覚で楽しみながら学べるうまい作りになっていました。

最初は少し難しい「発明する」

 「つくる・あそぶ・わかる」を遊び尽くした先のコンテンツとして、1から遊びを発明できる「Toy-Conガレージ」が用意されています。ちょっと子供には難しいかなと思えるインターフェースですが、「わかる」でToy-Conの仕組みを理解していれば、あとは発想力だけです。

 解説付きのサンプルが幾つか用意されているので、何をすれば良いのかわからない。ということもありません。作ったファイルは名前を付けて保存もできるため、どんどん新しい遊びを発明して楽しめるコンテンツになっていました。

折角なので子供にも作ってもらいました

 大人視点だけでのレビューは少し不安だったので、友人のお子様を2名(5歳と7歳)招待して、「ピアノ」と「ロボット」を作っていただきました。どちらも制作に短くても2時間以上は掛かるToy-Conだったので、Switch本体を2台用意して、2組での同時作成です。

 7歳のピアノ作成については、説明書のクオリティが高いこともあって、問題なく作成できました。保護者が横について、迷ったところをサポートしてあげれば、小さなお子様でも大丈夫です。はさみものりも使わないので、見ていても安心でした。

 5歳のロボットも、制作自体は7歳同様にサポート付きでサクサクと進んだものの、3時間超の長丁場に子供が飽きてしまいました。ロボットは他のToy-Conと違い、完成形がなかなか見えてこないので、最初から組立てを2回に分ける想定で区切っ方が良いかもしれません。

 最終的に親と私の2人で組み上げたロボットですが、完成後の「あそぶ」では子供が大はしゃぎでした。体の動きに直結してロボットが動くのが楽しいようで、親が止めるまで1時間以上もプレイが止まりません。

作成後の保管場所も考えておきましょう

 「ロボット」は30cmの立方体。「バイク」の長い部分は約50cmと、組み上げたToy-Conのサイズは意外と大きいです。完成後は気軽に分解することができず、頑丈とはいえダンボールなので、床置きには不安を感じます。購入時には、保管場所も考えておいた方が良いでしょう。

 幸い、1つ1つは軽いので「バラエティキット」は大きな箱を用意すれば重ねて詰め込むことができます。「ロボット」は、細かいパーツを本体に収納可能。壁掛けもできるので、遊び終えた後の片付けがしやすいように配慮されています。

 遊んで楽しむだけでなく、遊んだ後はキチンと片付けるまでがNintendo Laboです。

さいごに

 我が家のToy-Conですが、遊んだ後はレビュー記事を書くのに協力してもらったお子様にプレゼントしました。幾つかは私が作ってしまったものの、「わかる」を通じて完成後のToy-Conからでも仕組みを知ることができるので、きっと自宅でも楽しんでもらえると思います。

 1つのパッケージで「つくる・あそぶ・わかる」が楽しめる本作。自分のお子様だけでなく、プレゼントとしても最適です。もちろん大人も楽しめるので、Nintendo Switchを持っているなら、是非とも遊んでもらいたい作品でした。