ジャンル | RPG |
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ハード | Steam Windows |
発売元 | PLAYISM |
開発元 | ARTIFACTS |
公式サイト | リンク |
プレイ時間 | ストーリークリアまで2時間 |
サークル「ARTIFACTS」がおくる、自動探索型RPG「マジックポーション・エクスプローラー」のレビュー記事です。
無数の有機物がうごめく地下ダンジョンを、ひたすら探索していくRPGです。資源の採取や戦闘は全て自動進行となっており、プレイヤーは定期的に資源を使って主人公をパワーアップさせていきます。実績や高難易度モードも用意されており、半放置のながらプレイから、張り付いてガッツリプレイまで幅広く楽しめる作品でした。
すぐに遊べる分かりやすいゲームシステム
自動探索型RPGということで、複雑なシステムは1つもありません。スタートボタンを押せば探索が始まって、プレイヤーは資源を使ってどんどんパワーアップしていきます。ステータスが多いため、慣れるまでは強化の順番に迷うことがあるものの、それだけに集中して遊べるので面倒には感じません。
強化項目には、攻撃力やライフの増加といった直接的な物から、取得できる資源の量を増やすといった先を見据えた物まで、様々な種類が用意されています。資源が余らないよう、たまに状況を見ながら強化して、順調に探索が進むようパワーアップさせていく気軽な楽しさが、本作の魅力です。
軽いノリのストーリーにボスモンスターも登場
『素材の調達がめんどう』とつぶやいたら、店内に地下ダンジョンができちゃったと言うスタートから、探索が始まるストーリー。ゲームオーバーで地上に戻されたり、階層を進めたりするごとにイベントが発生して、半自動で進む探索のアクセントになっています。
10階層ごとに登場するボスモンスターは、膨大なHPと強力な攻撃力を備えており、雑魚戦とは違ったステータスが求められます。中には初見殺しに近いボスもいるため、直前でセーブや戦闘中の強化など、ストーリーと併せて、初プレイでしか楽しめない面白みが存在していました。
ハードモードや実績など、やりこみ要素も充実
死んでも強化が引き継がれるノーマルモードは、探索を繰り返すことで、いつかはクリアできるようになっています。難しい操作もないので、余りゲームを遊ばないといった方でも安心の仕様です。それに対して、ハードモードはリセットされるため、失敗の許されない探索を堪能できました。
特定の条件を満たすことで取得できる実績要素も用意されています。「1度も倒れずにクリア」や「ランクSでクリア」と言った実績は、しっかりとプレイしなければ取得が難しく、やりこみ要素まで視野に入れると、半放置とガッツリプレイ、2つの遊び方が楽しめるゲームデザインになっています。
さいごに
半放置で楽しめるノーマルモードは1~2時間で終わってしまうため、強調されている自動探索を目当てに遊ぶと、少しボリューム不足の印象を持つかもしれません。しかし、全体的にコンパクトにまとまっており、一通り楽しんだ後でも、気が向いたときにプレイしたくなる小気味よさが、物足りなさをカバーしていました。
公式サイトでは体験版が公開中。イベントや委託販売だけでなく、各種ダウンロード販売サイトでも取り扱っているので、購入しやすいです。琴線に触れた人はもちろん。『最近のゲームは複雑で疲れたよ』なんて人に、気分転換で遊んでみるのをおすすめしたい作品でした。