海外のRTAイベントをミラー配信するTwitchチャンネル「JapaneseRestream」に、解説者として参加して、1年半で合計9タイトルの解説を行いました。同じゲームジャンルとはいえ、ふだんの活動とは異なる分野で目新しいことも多かったので、記事の形で振り返ってみようと思います。
JapaneseRestreamとは
2017年より運営されている、海外のRTAイベントを日本の視聴者向けに公認でミラー配信するTwitchチャンネルです。外国語の公式配信に対して、日本語での司会進行・解説が行われており、チャットなどで盛り上がりながら海外イベントを楽しめます。
解説応募に至った経緯
「JapaneseRestream」の視聴自体は、かなり初期から行っていました。とはいえ、私はRTAを見るのが好きでも、RTA走者ではありません。毎回、スタッフや解説者の募集を見かけても、自分とは違う世界の話と考えていた感じです。そんな中、「SGDQ2019」に、レビュー記事を書いたことのあるインディーゲーム、「スーパータイムフォース Ultra」が採用されたことが1つの転機でした。
「スーパータイムフォース Ultra」を 「Speedrun.com」や検索で調べたところ、日本人走者はいないようでした。誰も走っていないということは、日本語解説者もいない可能性が高いです。あんなに面白いタイトルを解説なしで視聴するのはもったいない。そう感じて、記事や記録動画をベースにカンペを用意すれば、最低限の説明をできるのではないかと考えたのが、解説応募に至った切っ掛けです。
実際に解説を行ってみて
解説に応募すると、Discordで解説者のロールが付与されるとともに、専用ルームに招待されます。Discordは、身内で軽くしか利用していなかったので、この時点で新鮮でした。事前にスタッフの人とボイスチャットをつないで音声テストを行い、その際に不明点などあれば質問できるので安心です。当日も、スタッフの誘導に従って放送に招待されるだけなので、何も難しいことはありませんでした。
最初からカンペ頼り前提の解説ということで、カンペは本腰を入れて作成しました。曖昧な部分を残さず、一字一句まで余さず記載しています。配信・実況は初心者なので、その通りに話せるかは問題でしたが、取りあえず解説で話したい内容を羅列しておけば、何とかなるだろうという姿勢です。
実際に、解説を行ってみると、事細かにカンペを用意しておいて本当に良かったと思いました。もちろん、予定通りには行かない部分も多かったとはいえ、うまく組み替えながら最後までつないだ感じです。また、常に1人で解説するのではなく、一緒にチャットに入っているモデレーターさんが、合いの手を入れてくれるのも助かりました。事前に打ち合わせ等はないので、完全にアドリブになってしまうものの、1人語りより断然テンポ良くしゃべることができます。
初解説で、何となく感触はつかめたので、継続的に応募していこうと決心。しかしながら、有名タイトルは、基本的にRTA走者や有識者がいらっしゃいます。そういったタイトルはお任せして、私は解説がいなさそうなタイトルを補完する方向に定めました。元々、レビュー記事を書くのにも下調べしてクリアまで遊ぶ準備があるので、同じような流れで情報を集めて、解説に参加するイメージです。
解説タイトル一覧
さいごに
ブログ記事と解説カンペでは、意識しなければならない点が異なるとはいえ、作成・解説で学べることも多いので、今後も意欲的に応募は続けていきたいと考えています。また、SGDQ2020の解説待機中、モデレーターさんと雑談をする機会があったのですが、いろいろと話を聞いてみると、モデレーターとしてイベントに参加するのも面白そうだと感じました。
飽くまでメインはブログで行きたいため、自分だけのチャンネルで実況・配信をする予定はないですが、「JapaneseRestream」には今後も積極的に関わっていけたらと思います。