2014年6月19日に日本一ソフトウェアから発売された、光と影のアクション「ホタルノニッキ」 1周年を記念してDL版を新価格(1,543円)に改訂すると同時に、Chapter1を丸ごと遊べる体験版の配信がスタートしました。発売当時にプレイして大いに気に入った本作。改めておすすめする良い機会と思ったので、1つ記事を書いてみました。
独特の雰囲気で展開される高難易度アクションゲーム
廃墟で目覚めたミオンちゃんを脱出させるため、プレイヤーはホタルを操作して誘導します。行く手を遮るのは様々なギミックや影の怪物たち。どれも容赦のない危険ばかりで、少しのミスが命取りとなって死につながります。難しいからと言って救済措置は存在せず、クリアするまで一心不乱に挑戦を繰り返すしかありません。
幸いなことに、死亡時は自動的に即リトライ・要所をクリアするたびにオートセーブが用意されているため、難しくてもストレスは少なく、ミオンちゃんのために何度でも頑張れる仕様です。普通に遊んでいるだけで「100回死亡トロフィー」を取得してしまう、”死んで覚えるゲーム”となっています。
言葉なき世界で語られていくミオンちゃんのストーリー
本作には、ゲーム説明とオプション画面を除いて一切の文字が存在しません。廃墟にひしめく謎や、点在する「記憶のカケラ」から見られる情報を元に、プレイヤーが想像して補完する物語です。かわいらしいミオンちゃんは、どうして廃墟で1人なのか。プレイヤーが操作するホタルはいったい何者なのか。カケラを集めるごとに近づいていく”過去”と”現在”によって、緩やかに語られていきます。
全ての記憶を取り戻したとき明らかになる世界の真相とは……
さいごに:もっと詳しく知りたい方はレビュー記事も併せてどうぞ
簡単に紹介しましたが、気になる方はレビュー記事も参考にしてください。中盤以降の内容に踏み込んだ記事となっており、少しネタバレも混じっているため、既に作品のことが気になっている方は、体験版をプレイすることを推奨します。序盤のみで難易度は控えめですが、ゲームの基本はしっかり伝わる体験版です。
発売後の音沙汰がなく、もう過去の作品になってしまったと思っていた本作ですが、1周年という節目に動きがあってうれしく、記事を書きながら再プレイしたい衝動が沸いてきました。想像の余地を残すのも魅力の1つとはいえ、幾つか疑問のままで終わってしまった部分もあるので、これを機に設定資料集などが発売されないかという淡い期待を抱いてしまいますね。
【htoL#NiQ -ホタルノニッキ- | Vita】評価・レビュー リトライ回数は余裕の3桁、救済措置無しの手強い作品