HD GAME CAPTURE [MG6000] レビュー

 パソコンを使わずにUSBメモリへキャプチャー出来るマグレックス社の新製品「MG6000」 今回もマグレックス公式にて開催されていたブログレビューキャンペーンに応募。レビュー記事を書かせて頂ける事となりました。商品を貰えてブログ記事も書ける、一石二鳥の嬉しいキャンペーンです。

 このレビューはマグレックス株式会社のブログレビューキャンペーン企画に参加し、商品の提供を受けて掲載しています。なおこの記事の 掲載によるブロガーへの金銭報酬などは一切なく、メーカーから記事への関与も受けておりません。

商品概要

 HDMIとコンポーネント、2種類の入力端子に加えてマイク端子を装備。PC不要のために必須のパススルー機能は遅延も無く、リズムゲームを遊んでも大丈夫でした。接続の間に機器を挟み込むだけなので、セッティングもお手軽です。操作は本体ボタンで行うため、手の届く範囲に置かなければ煩わしいのだけが難点。

 注意点として、HDCPが掛かっている映像は録画もパススルーも出来ません。具体的にはPS3やPS Vita TVです。これらはコンポーネント出力のみ対応しています。これらはハード側の制限で仕方がなく、公式サイトでも製品仕様の下部に記載されています。細かくて読み飛ばしそうですが、かなり重要な仕様です。

ワンボタンで録画できる簡単操作

 ケーブルを接続して、USBメモリを差し込めば、あとは録画ボタンを押すだけで録画開始。映像を録画したいだけなら何の知識も必要ありません。録画中はボタン横のLEDが赤く光るので安心です。もう一度ボタンを押すと録画終了。この際、LEDが点滅して終了処理のために数秒待たなければなりません。

 1ファイル最大約1.95GBで録画時間には上限が存在します。それを超えた場合、別ファイルに録画されるため映像が分割されます。録画時間は出力機器・映像形式によって変動。高解像度・高フレームレートほど短い時間しか録画できない計算です。目安としては、現行の次世代機で最長15分弱程度。

録画した動画は直接youtubeにアップロード可能

 映像を編集する場合や、複数ファイルに分かれた長時間動画の場合は再エンコードが必要ですが、編集の必要が無い動画なら、USBメモリからアップロードするだけで公開完了です。編集ソフトや知識が無くても大丈夫。ワンタッチ録画と直接アップロード。この2点は本機最大の魅力だと感じます。

本製品の良いところ・イマイチなところ まとめ

良いところ

  • セッティングはケーブルを接続するだけ
  • 特別な知識不要のワンボタンスタート
  • PCのスペックに関係無くキャプチャーが可能
  • 外出先などパソコンが無い環境でも録画が出来る
  • マイク端子付きなので解説動画録画にも対応
  • 遅延の無いパススルー機能で遊びながら録画可能
  • 編集無しなら録画ファイルを直接YouTubeにアップロード

イマイチなところ

  • HDMI入力ではHDCPを回避する方法が無い
  • 録画には不要でも、閲覧・編集・アップロードにはパソコンが必要
  • 実売価格 18,000円とキャプチャー機器の中では高価格帯
  • 別途、必要な容量を備えたUSBメモリを用意する必要が有る
  • サイズ上限を超えると分割されるため、長時間録画に不向き

さいごに

 知識不要で録画・アップロード出来る点は高評価。既にキャプチャーボードを持ってる人にとっては不自由な仕様ですが、初めてのキャプチャー機器購入としては選択の一つとして考えても良い商品です。あとは、もう少し安い価格帯ならおすすめしやすいのですが、何とかなりませんかね……