長かったグリザイア三部作もついに完結。本編の最後は結構アッサリと終わって拍子抜けと言うか、あまり予想外の展開もなかったのでイマイチでしたが、そこに至るまでのヒロイン達を中心にした中盤の展開は最高でした。
それにしてもこのタナトスさん、ノリノリである
迷宮で最後のトリとして登場したタナトスさんこと一姫。楽園ではヒロイン達をサポートする役割でしたが、機械の体かと思っていたら普通に再登場。シリーズ中でも最高のワンシーンだと思います。果実の「遭難記」が好きな自分としては、天音と同じくらい感激していました。
「遭難記」と言えば、天音が脱出した後の展開が読めたことも良かった。果実の体験版で遭難記を読んで続きが気になってプレイした自分としては、アレが無かったら本作を買ったかどうか怪しいです。
エロ要素は後日談と抜きまくりChannelで完備
本編は「エロ」「選択肢」どちらもほぼ無しで18禁ゲームと言って良いのか怪しかった分、終了後はエロ要素満載でしたね。またタナトスさんですけど、義手が嘘っぱちだっだ事は最も衝撃的でした。タナトスさんはクリア後も楽しませてくれます。そして「お姉ちゃん童貞」と言うワードは斬新でした。
最後に前日譚をプレイするという変わった展開
どちらかと言えば迷宮に入れて欲しかったと思うプロローグ。何故か楽園本編クリア後にしか選べなかったので最後になりましたが、内容的には満足。由美ちゃんが果実のスタート時点よりも社交的だったりしたけど、そんな事を言い始めると本作はパラレルワールドの塊みたいな完結篇だったので、これはこう言う話だと思って楽しんだもの勝ちです。
アニメ化など今後の展開にまだまだ期待したい
どういった形式でアニメのストーリーは展開するのか、またマグロマンは作中アニメとして放送されるのかが気になるところ。ゲームとしては三部作の上に後日談・前日譚までやってしまいましたが、登場キャラクターが多いこともあって、語られていない話も有りそうですし何らかの形でFDとか作って欲しいですね。