ゲームに関する様々なデータが収録されている「ゲーム産業白書」や「ファミ通ゲーム白書」、目次や概要を見て、読んでみたいと思った方も多いのではないでしょうか?しかしながら、どちらも価格は40,000円以上と高額で、個人が購入・閲覧するにはハードルの高い書籍です。
そんなゲーム白書ですが、実は図書館で読むことができます。ビジネス支援や資料重視の図書館、大学図書館を中心に所蔵されています。この記事では、所蔵されている図書館の探し方や注意点について解説していきます。
「ゲーム産業白書」「ファミ通ゲーム白書」について
ゲーム産業白書
メディアクリエイトが1998年から刊行している年鑑です。ゲーム産業についての調査・統計・解説などが掲載されています。新品販売本数だけでなく、あまり表に出ない中古販売本数が収録されている点も魅力です。過去に「オンラインゲーム白書」も発刊されていましたが、現在は本書に統合されています。
ファミ通ゲーム白書
角川アスキー総合研究所が2005年から刊行している年鑑です。「ゲーム産業白書」同様に、ゲーム産業の様々なデータが掲載されています。販売タイトルのデータには、「ファミ通」のクロスレビュー点数や、週間売上ランキングの最高順位、TOP30への登場回数なども併記されており、個人ユーザーにとっても身近な情報が多いです。
所蔵されている図書館を探す
ゲーム産業白書
ファミ通ゲーム白書
検索結果から閲覧したい年号を選択すると、個別ページで所蔵されている図書館が表示されます。大学図書館は一般利用者の入館を制限している場合があるため、自身が利用できるかは、公式サイトの利用案内を確認するようにしてください。
「カーリル」では、都道府県を指定して検索が行えます。それぞれデータベースが異なるため、併用して多角的に検索を行うことで、より多くの所蔵図書館を探すことが可能です。
基本的に貸出しは禁止
年鑑のような書籍は、基本的に貸出しが行われていないため、図書館内で読む必要があります。逆にいえば、貸出し中にもなりません。他の人が読んでいない限りは書架に並んでいるため、早い時間帯に行けば、ほぼ確実に読むことができます。
バックナンバーは書庫に所蔵
書架に並んでいるのは最新の年号だけで、バックナンバーは書庫に所蔵されています。図書館の手順に従って請求することで、書庫から取り出してもらえます。バックナンバーで気になるテーマがある場合、まずは窓口に相談しましょう。
パソコンで閲覧することも可能
「ゲーム産業白書」「ファミ通ゲーム白書」はCD版も販売されており、CD版を所蔵している図書館なら、パソコンでの閲覧も可能です。どちらもA4判で書籍としては大きいため、紙媒体よりPC画面の方が読みやすいかもしれません。また、紙媒体を他の人が読んでいても、CD版を請求して読むことも可能です。
さいごに
最寄りに所蔵されている図書館があれば、交通費だけで40,000円以上のゲーム書籍が読めるので、興味を持っている方は是非活用してください。じっくり読むと、1冊で数時間を要する情報量のため、時間に余裕を持って図書館へ行くことをおすすめします。