【ダンジョントラベラーズ2-2 | Vita】評価・レビュー 代わり映えしない続編DRPG

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総評
良くも悪くもIFストーリー続編のRPG。前作の続きが楽しめる反面、使い回しのコンテンツが多くて代わり映えの少なさが目立つ作品です。
良かったところ
豊富なイベントCG
200種類以上のサブイベント
IF展開から始まる新ストーリー
悪かったところ
代わり映えのないゲームシステム
使い回しが目立つダンジョン探索
ジャンル 3DダンジョンRPG
ハード PlayStation Vita
発売日 2017年4月20日
発売元 アクアプラス
開発元 アクアプラス
公式サイト リンク
プレイ時間 ストーリークリアまで53時間

 4年越しのシリーズ続編ダンジョントラベラーズ2-2」のレビュー記事です。

 前作のIFストーリー続編となっている本作。新たに2人のキャラクターが加わって、イベントCGなども豊富に用意された、前作以上の大ボリュームになっています。しかしながら、既存キャラクターやモンスターのグラフィック使い回しに加えて、新要素が少ない点が気になりました。ダンジョンのギミックも同じ物が繰り返し利用されているので、モチベーションの維持が難しかったです。完全続編だとしても、遊びとしてはもっと変化が欲しかったと感じる作品でした。

ラストバトルから始まるIFストーリー展開

 前作のラストバトルから始まるプロローグは、世界を救えなかったIFストーリーへと分岐します。完全続編となっているため、前作のプレイが必須の内容です。1度は終わったはずの物語を、強引に引き延ばしている続編なので、人によっては抵抗を感じるかもしれません。

 再び仲間を集めていく展開は、参入の順番が大きく変化しています。前作で出番の乏しかったキャラクターほど優先して登場する印象を持ちました。逆に、後半まで再登場しないキャラクターも存在するため、特定のキャラクターに愛着がある場合は、交流を待ち焦がれてしまう可能性も高いです。

豊富なイベントCGと200種類以上のサブイベント

 ボリュームの大半はダンジョン探索が占めているものの、それを差し引いても数多くのイベントが用意されています。残念ながらプレイアブルキャラクターの立ち絵は使い回しですが、全キャラクターに闇堕ち版が追加されているため、前作とはまた違った一面を楽しむことができました。

 イベントCGも豊富で、かわいいものから少しHなものまで、目の保養になるCGが満載。フルボイスのサブイベントも200種類以上と、コンプリートを目指すと終わりが見えません。焼き直しという点にさえ目をつぶれば、前作キャラクターたちとの冒険を再び堪能できるストーリーになっています。

最大7人パーティーで戦える新しいバトルシステム

 既存の5人パーティーに加えて、「傭兵バディ」や「召喚マモノ」を加えた最大7人のパーティーが結成できるようになりました。どちらもAIによる自動操作ですが、様々な性能のキャラクターがそろっているため、更に幅広いパーティーメイクが行えます。新たに追加された「着替え屋」を利用すれば、衣裳を自由に変えられるので、見た目に左右されることなく、性能だけでクラスを選べる点も魅力です。

新要素が少なく代わり映えのしないダンジョン探索

 新たなストーリーやパーティーメンバーの増加は好感触だったものの、それ以外の変化が乏しかったことは、大きなマイナスポイントでした。新クラスなどもないため、キャラクターの好みやプレイスタイルが変わっていなければ、どうしても前作と似たようなプレイングになりがちです。

 複雑なダンジョン構成も健在で、オートマッピングだけでは対応しきれない、煩雑な探索が続きます。大ボリュームということもあって、同じギミックや色違いのマモノが何度も登場。特に、マモノは前作から使い回しているものが多いため、見飽きた印象を強く感じました。

 AI操作とはいえ、パーティーメンバーが増えたことで難易度は低くなっており、ストーリーでは物足りなさを感じることも多かったです。中盤を過ぎた辺りでパーティーが安定すると、淡々と同じコマンドを繰り返して進む探索になります。これらの要因が重なって、プレイするモチベーションを維持するのがつらく、クリアする頃には達成感よりも、やっと終わったという解放感が強かったです。

さいごに

 単独なら前作と同等の面白さを備えているものの、3DダンジョンRPGとしては内容の変化が少なく、マンネリ化していたように思えます。4年越しの続編に、前作と同等のボリュームを用意するのなら、新クラスを追加するくらい大きな変化を用意してほしかったと感じる作品でした。