ひとまずインフェルノまでクリアしました。ノーマルはソロ。ハードはフレンドとマルチ。インフェルノは野良マルチメインで、クリアタイムは約35時間です。振り返ってみると寝食忘れての熱中プレイでしたが、面白さのピークはノーマル終盤~ハードの前半と早熟。最高難易度であるインフェルノを遊ぶ頃には、集会プレイに飽き始めてしまう右肩下がりの作品でした。
一部を除いて難易度が低く、物足りない手応え
初見のノーマルはともかく、ハード以降の難易度上昇が単純に攻撃力・防御力の上昇だけなので、殆ど苦労する事は有りませんでした。一応、色違いの強化モンスターが登場するとは言え、少し堅いだけでワンパターン。ボスに関してもノーマルで覚えた攻略法がそのまま通じるので簡単に倒せてしまい、こちらのレベルばかり上がっていきます。
唯一苦戦したのは、真っ向勝負になるインフェルノのラスボス。最初はソロで倒そうとしたのですが火力が足りず、ボスの回復とイタチごっこになってしまったので、装備の整っているID付きNPCを用意してクリアしました。ここだけは本気で挑んだので、中だるみはしたものの作品に対して不完全燃焼にはなりませんでした。
自他共にキャラクターから個性が感じられない
中盤までは優先して取っているスキル次第で戦闘スタイルに差が有りましたが、最終的に手に入るスキルポイントが多過ぎるせいか、終盤になるとマルチは似たり寄ったりのキャラばかり。見た目も殆ど変わらないので、みんな量産キャラと言う印象。違いがあるとすればプレイヤースキルだけです。
フレンドとマルチプレイできれば広がる面白さ
手軽に遊べる反面、意思疎通の手段が無いので当たり外れも激しい野良マルチ。せめて固定メッセージを選んで表示する程度のコミュニケーション要素が欲しかったです。お陰でキャラクターの向こうにプレイヤーの存在が感じられず、高性能なNPCと遊んでいる気分でした。抜けると低性能なNPCに変わります。
対してフレンドとのマルチの場合、チャット等で会話しながら遊ぶ事が出来るのでモチベーションが全然違いましたね。継続を押したら”ぼっち飯”が始まるなんて悲劇も起きないので、精神衛生上も安心です。今回、何名かマルチプレイの相手が居た事は本当に助かりました。
最も楽しむ事が出来るのは最初の1周目
面白かったかどうかと聞かれれば、『面白かった』と答えるのですが、どこが面白かったのか具体的に語ろうとすると出てこない、そんな評価に困る作品。もう少しやり込み要素に中毒性を持たせて、張り合いのある難易度設定の方が楽しめたかと思います。同じキャラで3周するには捻りが足りないのが残念でしたね。