【ドラッグ オン ドラグーン3】10周年記念BOX 開封レビュー

ここにDODシリーズの全てが詰め込まれている

 「ドラッグ オン ドラグーン」の発売10周年と「ドラッグ オン ドラグーン3」の発売を記念して、e-STORE専売で予約販売された限定版。既にプレイ感想クリアレビュー記事を投稿してから開封レビューを書くという逆転状態ですが、膨大な量の内容物とDOD3に関するネタバレが含まれていたので、先にゲームを遊んでからの開封となりました。

撮影スペースに入りきらないほどの同梱内容

 書籍6冊に映像と音楽のディスクが各1枚。DOD3のゲームソフト本体に加えてDLCコードまで入っています。ちなみにソフトのみBOXとは別梱包。こんなに大きな箱なのに、ギリギリ一杯まで内容物を詰め込んだ感じです。

【台本】シュウロクダイホン

 今回のBOXの中でも、一番コアな内容物です。「シュウロクダイホン」という名前の通り、冊子の中身は何処を開いても文字ばかりの台本です。ある意味、DOD1の内容と会話が網羅されている一冊。

【設定資料集】ワールドインサイド

 冒頭で全てが詰め込まれていると書きましたが、実際にDODの全てが詰め込まれた設定資料集。「DOD1」「DOD2」「ニーア」のエンディングを含めた全ストーリーからアートワークまで、設定資料集3冊分を1冊に収めたと言っても過言ではありません。載ってない情報を見つける方が大変。中身を少しだけ撮ろうかと思ったけど、厚すぎて上手く撮影出来ず断念した。

 後半のデータベースでは、用語集や武器物語が掲載。更に10周年記念企画として、劇場版アニメの発表や、シリーズ全キャラクターを交えた「居酒屋封印」超時空座談会など好き放題。アンヘルに膝枕されるカイム、ブラコン&シスコンで意気投合するフリアエとニーア(兄)、ワタシヲミナイデ、略してワタミ!など、ここでしか読めない記録が満載です。もちろんアニメは嘘ネタ。

【小説】ノベルプレリュード

 公式サイトで公開されていたDOD3のノベル+α。追加部分は武器物語に関する物語と、DOD3-1を繋ぐ2本のストーリーになっており、どれもクリア後に読む事を推奨されるネタバレ内容ばかりでした。

【ポストカード】ヴィジュアルブック

 シリーズから選りすぐりのイラストをポストカード仕様にしてまとめた、特殊なヴィジュアル集。イラスト自体は既存の物ですが、使用されている紙質が凄い。そのせいか、普通の印刷物とは段違いの綺麗さになっています。他のネタバレと違い、警告無しでDOD3のネタバレイラストが混ざっているので、プレイ前に開くと危険な書物でもありました。

【CD・特典映像】チップスミュージック/ヒストリーフィルムズ

 「DOD1」「DOD2」「ニーア」から24曲を収録したピコピコ音源CD。曲のチョイスは絶妙で、DODからは「尽きる」や「第十三章」、ニーアからは「イニシエノウタ」などが編曲されています。25曲目のみ、ボーナストラックとなっていて唯一の非ピコピコ音源でした。

 ヒストリーフィルムズは、映像を交えた「ドラッグ オン ドラグーン」シリーズ総集編。DOD3のプレイ前に目を通して置くと感慨深い内容ですが、DOD3のネタバレまで含まれているので再生前に警告が表示されます。そしてプレイ後に動画を見ると、作品に対する印象が大きく変わる内容。これが限定版購入者しか閲覧出来ないと言うのは少し勿体ないです。

【DLCコード】ゼロ追加衣装「カイネの服」

 発売前の人気投票で、1位に選ばれたカイネの衣装をDLCとして実装。見た目が変わるだけで無く、性能が強化される特殊効果付き。なお、DLC衣装には武器がセットとして付いており、強化する事で武器物語を読む事も出来ます。

19,800円を高いとは思わない納得プライス

 早くゲームを遊びたくて先に通常版を入手。記念BOX到着でもう1本購入と言う無駄遣いを加味しても、買って良かったと思います。残念ながらDOD3の発売に先駆けて完売御礼になっており、記事で扱いながらも入手する方法が無いというのは心苦しい。もし何らかの機会に入手出来る時が有れば、シリーズファンは絶対に買った方が良いと勧めたい記念BOXでした。