ジャンル | DJシミュレーション |
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ハード | PlayStation 4 |
発売日 | 2017年11月9日 |
発売元 | アークシステムワークス |
開発元 | NEOWIZ |
公式サイト | リンク |
PlayStation4に登場したシリーズ最新作にして永久保存版「DJMAX RESPECT」のレビュー記事です。
ゲームシステムが大きく異なった「DJMAX TECHNIKA」を除くと、約6年ぶりの新作となる本作。「PORTABLE1」と「PORTABLE2」に「RESPECT」の新曲を加えた、140曲以上の大ボリュームや、遊びやすいゲームデザインに、いつまでも楽しめる魅力を感じます。
4種類のボタンモードや3段階の難易度で、簡単な物から難解な物まで譜面が数多く用意されており、音ゲー初心者から上級者まで、おすすめしやすい作品です。
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遊びやすい4種類のボタンモードと3種類の難易度
ゲームの基本は、落ちてくるノートに合わせてタイミングよくボタンを押すスタンダードな音楽ゲームです。特徴として「4ボタン」から「8ボタン」まで、4種類のボタンモードで遊ぶことができます。各曲、ボタンモード別に2-3段階の難易度が用意されているため、難しさの段階はかなり細かいです。
音ゲーに慣れていない人でも、4ボタンの低難易度から始めれば、問題なく楽しめます。ボタン数が増えても基本となるボタン位置は変わらないため、少しずつステップアップできるゲームデザインです。もちろん、譜面もコントローラーで遊びやすいよう、絶妙に調整されています。
新旧併せて140曲を超える多彩な楽曲
「PORTABLE1」と「PORTABLE2」のほぼ全曲と、「RESPECT」の新曲が40曲収録されており、楽曲総数は過去最大級の140曲を超えます。最初から全てが選べるわけではなく、実績の解除などに合わせて解放される形式です。とはいえ、初期の時点でも相当な曲数になります。
前述したように、全ての曲に4種類のボタンモードと、2-3段階の難易度が用意されています。譜面の総数は軽く1,000種類を超える大ボリュームです。どれもすばらしい曲ばかりで、全ての曲の全譜面を1プレイするだけでも、何十時間も遊べてしまいます。
海外ではDJMAX Trilogyの楽曲が追加される有料DLC「TRILOGY PACK」が配信されており、今後もDLCを配信予定。国内での配信にも期待です。
何度でも繰り返し遊べる複数のゲームモード
「DJMAX RESPECT」には3種類のゲームモードが用意されています。高得点を目指すアーケード。自由に遊べるフリースタイル。様々な条件に挑戦するミッション。1つのモードだけで何時間でも遊べる面白さで、気分によってモードを切り替えていけば、エンドレスに楽しめます。
全ての場面において、待ち時間と呼べるほどのローディングが存在しないため、曲を遊んでいるとき以外でもテンポよく操作できる点も好印象でした。ちょっと気分転換に遊び始めたら、いつの間にか1-2時間たっていることもあって、なかなか手を置けない時間泥棒です。
気軽にセッションを楽しめるオンラインモード
オンラインモードでは、全世界のプレイヤーと遊ぶことができます。対戦形式ですが、単純に高難易度をクリアすれば勝利ではなく、ギリギリで高難易度をクリアするよりも、低難易度を完璧にクリアした方が勝てる場合もある仕様で、初心者でも安心です。
勝敗に大きな意味はなく、戦績もマッチングごとにリセットされるため、対戦というよりも一緒に遊んでいる感覚です。交互に選曲する形式で、ふだんは選ばない曲に挑戦するきっかけにもなります。定型文チャットが用意されているので、国籍に関係なく遊べる点も好印象です。
選曲時のラインナップは、選択側のプレイヤーが解放している曲になります。DLCも選べるため、海外の人とマッチングすれば、前述した「TRILOGY PACK」をプレイできるのはうれしかったです。逆に、国内版DLC「GUILTY GEAR」の楽曲を海外の人と楽しむことも可能でした。
アチーブやプレイ情報が閲覧できるコレクションモード
難しい曲に挑戦するだけでなく、様々なアチーブメントを達成するのも、DJMAXの面白さです。達成するごとに、新曲などがリワードとして解放されていきます。全ての要素にアチーブが用意されているため、序盤はクリアするたびにコンテンツが解放されてにぎやかです。
プレイ情報はボタンモードや楽曲ごとに詳細な記録が残ります。よくプレイしている楽曲も一覧で表示されるため、それを見るだけで好みが丸わかりです。フルコンボした楽曲は、MVが解放されるのですが、旧曲も映像が高画質化されているので、時間を掛けて全曲制覇を目指したくなりました。
さいごに
ボリューム・クオリティともに文句なしで、ずっと遊んでいられる作品です。基本的にゲームは遊び終えたら売ってしまう私が、これだけは手元に残しておこうと考えています。PC版で同じくらい曲数の多い「DJMAX Trilogy」を持っているのですが、両方とも所有していたいと感じました。