【シェルノサージュ】ゲーム紹介&プレイ感想

改めて、トントンゲームこと「シェルノサージュ」始めました

話題にはなっていましたが基本的に『イオンちゃんペロペロ』な話題ばかりが目立っており、たぶん何をするゲームなのかよくわからない。と言う方も多そうなので、ペロペロ記事は他のサイトに任せ、うちは布教を兼ねて簡単にゲーム紹介でもしてみようと思います。

 








シェルは全16章のDLCを予定している長期的オンラインゲームです

コンセプトとしては、Vitaを通じて繋がった七次元世界に居るイオンちゃんと色々な事をしながら一緒に時間を過ごしていくというゲームです。そして本作品はオンライン専用パッケージソフトですが、パッケージにゲーム内容が全て同梱されているわけでは無く全16章からなるDLCが順次配信されていくと言う特殊な形式になっています。個人的に”パッケージ未完結”という流れは嫌いですが、今回は最初から追加DLCで展開して行くと明言している事とゲームとして面白い試みが沢山詰め込まれている点に興味を惹かれて購入してみました。

 









基本画面はイオンちゃんの私生活を覗き窓から眺めるような形式になります

プレイヤーに生活があるようにイオンちゃんにはイオンちゃんの活動サイクルが存在しており、食事をしたりお風呂に入ったりと自由に生活しています。放っておくと気ままな生活を続けるだけですが、画面をトントンする事で呼び出して会話を交わしたり、お願いをして様々なゲーム要素を遊ぶ事が可能です。

ちなみに向こうから話しかけてくる事もあるので、別の作業をしながらも起動しっぱなしにしておくと”イオンちゃんに呼ばれてトントンしに行く”と言った場合も有って点けっぱなしにしておくと軽く共同生活気分を味わえます。

 








余談ですが、ここで3DSスタンドが大活躍ですよ!

うちのVitaにはクリアハードケースを装着させているので純正クレードルを使用する事が出来ないのですが3DSスタンドなら置くだけなのでケース等は関係無いですし、何より置いた状態で充電が可能というのが嬉しいですよ。

 








ただ漠然とイオンちゃんとトントンするだけでなく、ストーリー要素も用意

どちらがメインかと言うわけでは無く、今のイオンちゃんと生活を共にしながらも失われた記憶を修復して過去と現在を繋げるのがゲーム全体の目標となります。この過去に関する部分が順次配信されていくDLCの中核となっており、時間を掛けてイオンちゃんとコミュニケーションを育みながらストーリーが解き明かされていくという演出も兼ねているようですね。1DLCに付き500円(ただし2章は無料)と言う価格設定なのでメーカー側としても長期的な収入と中古パッケージからも収益を得る事が出来る美味しい作りになっているのですが、最終的にゲームソフト2本分のボリュームとクオリティさえ保つ事が出来ればメーカー・プレイヤー両者共にWIN-WINの関係を築けるかと思います。

 









イオンちゃんの記憶はシャールという妖精を生み出し、時間を掛けて修復していきます

修復に限らず本作品は全てに置いて時間経過の概念が存在しており、イオンちゃんにお願いして採取や生産を行う場合でも必要な時間が経過するまで待つ必要があります。この時間経過と言う部分にはオンライン要素が関連づけされており経過時間がサーバー側で管理されている為、よくあるハード機器の内蔵時間を操作して経過時間を誤魔化すと言った行為は行えません。代わりにゲームを切っている間もイオンちゃんは活動を続けているのでゲームを落とす前に長時間作業が必要なお願いをしておいて、後で確認すると言った事が出来るようになっています。

 








ちなみにシャールはVitaのカメラでバーコードをスキャンして生み出す事が出来ます

バーコードにって様々なシャールが生まれる仕組みとなっており、同じシャール同士はサーバーで経験値が共有されてレベルが上がっていく仕様になっています。性能の高いシャールや可愛い容姿のシャールは人気が高くなって多数の方が契約するのですが、レベルの高いシャールは契約に必要なポイントも高くなるシステムになっています。だから性能や容姿で選び高いポイントを支払ってみんなと同じシャールを囲うか、他の人がスキャンしていないようなバーコードから自分だけのシャールを自分だけで育てていくか人によってスタイルが分かれそうですね。ちなみに容姿に関しては生み出した後にある程度は変更が可能となっています。

自分の最初のシャールは(一人目はお試しなので正確には二人目ですが)ハヤカワ文庫の「南極点のピアピア動画」から作りました。厳密には商品一つ一つに違うシャールが用意されているわけでは無く企業コード辺りを見て作成となるのか複数のバーコードから同じシャールが生まれるので、シャールのコミュニティを読んでみるとハヤカワ文庫シャール状態でSF好きの集まりみたいな状態ですよ。こう言うシャール一匹一匹の中にもコミュニティが作られると言う要素は非常に面白いと思います。バーコード自体は商品以外に自分で生成する事も可能なので、身内だけで人造シャールを囲んで育てるなんて言う遊び方も面白いですね。

 








それにしても過去が現在と全く繋がらなくて物語の展開が想像もつきませんね……

限定版の「AGENT PACK」に付属していたCDの内容が一部凄い事になっていましたが、ストーリーの序盤の雲行きもヤバイですね。ここから今のイオンちゃんへどう繋がるというのか楽しみと不安が入り交じってる気分です。それとCD最後のトラックはゲームが始まる寸前までの話だったんですね。限定版を購入した人だけの特典にしてはゲームに対する思い入れがかなり変わりそうな要素だなぁと後から気付きました。

とりあえず、まだ始まったばかりと言う事で不具合が多いゲームだったりするんですが、最後まで遊ぶ事を前提に考えれば一年計画という壮大な作品なのでゆっくりと遊んでいきましょうかね。今後は不定期にレビューを挙げていく予定です。