ジャンル | 2D RPG |
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ハード | PlayStation4 PlayStation Vita Xbox One Nintendo Switch |
発売日 | 2014年5月1日 |
発売元 | ユービーアイソフト |
開発元 | ユービーアイソフト |
公式サイト | リンク |
プレイ時間 | ストーリークリアまで10時間 |
ボリュームは少なくても中身は良質なRPG。一般的にRPGジャンルと言えば20-30時間から、長いものでは50時間以上掛かる作品が多いですが、本作のボリュームはサブイベントを消化しながらも10時間強のボリュームでした。
価格が1,500円なので短いという予想は付いていましたけど、2日で終わってしまうRPGと言うのも珍しいです。評価としては短くても中身は良く作られており、おすすめできる作品です。
基本はシンプルながらも奥深いバトルシステム
キャラクター毎に用意されたウェイト&キャストタイム。キャスト中に攻撃を受けると発生する妨害と、それを防ぐための防御要素だけで、ここまで面白い戦闘が演出出来るのかと驚いた。フィールドでのアクション風操作を継承した、ホタルによる行動遅延・回復なども組み合わさると、かなり戦略性の高いゲームに仕上がっている。
シンボルエンカウントで敵の回避が容易な分、気持ち良いくらいサクサクと上がるレベリング。多彩な仲間達と、スキルツリー形式の成長によって自分だけの戦闘スタイルが作れる育成要素。敵の強さも絶妙と言えるゲームバランスで、昔懐かしいRPGとしての純粋な面白さを感じさせてくれます。
一気にプレイしてしまうのが勿体ないと感じてしまう雰囲気
絵本のようなタッチで描かれる独特の世界では、メインストーリー以外にも様々なサブイベントが存在。先へ進むだけなら挑戦する必要はないのですが、つい全てのイベントをクリアしたくなります。フィールドの移動は無制限に飛行出来る点や、地図上でマップ移動出来るなど、操作性の配慮も文句無しで快適です。
イベントや戦闘など、事有る毎に発生するオートセーブ機能も存在します。もちろんセーブ時はノーウェイト。好きな時にいつでも中断・再開出来る利点が有ります。とは言え、本作にはローディングと言えるほどの待ち時間も無いので区切りとなる場面が少なく、逆に止め時が見つけにくいくらいでした。
中盤が長く、終盤は急転直下の意外なストーリー
DL専売のロープライスタイトルなので、クリアまで10時間強のボリュームは予想の範囲。ただし、その内訳が偏っているようにも感じられました。スピーディーな展開と言えば悪くも無いですけど、作風がゆったりとしたムードだったので、最後の急展開だけは驚いてしまいます。
終盤に関しては思うところが有るものの、それを除けば概ね期待通りの良作RPG。シンプルで面白味の有るシステムと、飽きる前にクリアへ辿り着けるボリュームのバランスも良かったです。画風を始め、少しクセの強い作品なので、実際に遊んでみるまで面白さに不安も有りましたが、振り返ってみると買って良かったと思える作品でした。