ジャンル | 海洋3Dアクションシューティング |
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ハード | Windows Steam PlayStation4 |
発売元 | PLAYISM |
開発元 | Nussoft |
公式サイト | リンク |
サークル「Nussoft」がおくる海洋3Dアクションシューティング「ACE OF SEAFOOD」のレビュー記事です。
広大なオープンシーワールドを舞台に、様々な海産物で群れを作って拠点(魚礁)を増やしていくというシュールなコンセプトの本作。その作り込みは秀逸で、決して『ネタゲー』の一言で済まされるクオリティではありませんでした。
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魚類・甲殻類から戦闘プラモまで、種類豊富な海産物
プレイアブル海産物だけでも20種類以上。敵としてだけ登場する物まで併せると、数え切れないほどの海産物が登場。倒した相手の遺伝子を手に入れることで、新ユニットを作成(繁殖)して、自分だけの群れを構築できます。最大で6匹の海産物を設定できるため、群れメイクの自由度はかなり高い。
単純に種類が多いだけでなく、性能や攻撃方法もベースの海産物に沿った物となっています。デコイで群れを作るイワシ。攻撃判定を持った突撃を行うマグロ。近距離に強いレーザーシザー装備のカニ。高いHPと強い噛みつき攻撃を持ったサメ。海上では無類の強さを発揮する戦艦と、その装甲を打ち破る攻撃力を持った潜水艦など、出会うだけでワクワクする海産物?ばかりです。
海を自由に泳ぎ回ることができるオープンシーワールド
目標は全ての拠点(魚礁)を占拠すること。各魚礁には先に縄張りとしている海産物が存在します。プレイアブル海産物同様に、敵の種類も多彩です。自分の群れで勝てそうな相手を探し、倒していくことで群れを強化。少しずつ力を蓄えながら魚礁制覇を目指します。
絶妙なバランスと弱肉強食を覆す強化システム
本作の難易度は一言で言うなら『絶妙』です。格上の相手に勝てそうで勝てないことが多く、いろいろな海産物を繁殖させて挑むモチベーションが湧いてきます。また、敵を撃破や資源を使うことで海産物を強化することも可能です。弱い魚のイワシでも、強くなることで海産物のエースを狙える……かもしれません。
遊び心がくすぐられる改名システム
繁殖させた海産物は、プレイヤーが自由に名前を変更することができます。デフォルトの1号2号でも見分けが付き、名前を変えてもメリットはないのですが、とても遊び心をくすぐる要素でした。
さいごに:世界の果てにプレイヤーが見る真実とは
冒頭で『決して「ネタゲー」の一言で済まされるクオリティではない』と言いながらも、紹介したい要素をまとめると完全にネタゲーにしか読めません。しかしながら作り込みは奥深く、驚くほど壮大過ぎるストーリーも用意されており、エンディングまでしっかりと遊べるおすすめの作品です。
9月5日追記:委託販売が開始されました