レビュー
Now Reading
【ロゼと黄昏の古城】レビュー・評価 パズル要素の強い高難易度アクション
Review

【ロゼと黄昏の古城】レビュー・評価 パズル要素の強い高難易度アクション

by 2016/4/28
作品情報
ジャンル

古城探索アクション

プラットフォーム

PlayStation Vita

発売日

2016年4月26日

発売元

日本一ソフトウェア

開発元

日本一ソフトウェア

公式サイト
ポイント

[ストーリークリアまで7時間]
[人を選ぶ] [死にゲー] [体験版]

良いところ

独特の雰囲気と世界観
1人と1体を操作する個性的なアクション

悪いところ

多用されている初見殺し
不自然なギミックの挙動
ステージのバリエーションが乏しい

評価
Our Rating
plot
B
概要

独特の雰囲気と世界観が魅力的な古城探索アクション。初見殺しのギミックが目立つなか、1人と1体を使い分けて操作するアクションやパズル要素が楽しめる作品です。

B
Our Rating
You have rated this

 日本一ソフトウェアがおくる古城探索アクションロゼと黄昏の古城」のレビュー記事です。

 古城の中で目覚めた少女”ロゼ”と、石造りの巨人を操作して、古城からの脱出を目指す本作。1人と1体を使い分けて操作するアクションだけでなく、ギミックによるパズル要素も強い作品です。初見殺しを多用している点にストレスを感じたものの、独特の雰囲気と世界観は、とても魅力的でした。

古城からの脱出を目指す高難易度パズルアクション

 茨の力で血と時間を操れるロゼと、怪力によって色のついたものを動かせる巨人。それぞれが単独では活かしきれない能力を持っており、助け合って様々な困難を乗り越えていきます。1人と1体を同時に操作することはできないため、状況に合わせて、うまく切り替えながら攻略しなければなりません。

 ロゼがストックできる血の力は1回分だけだったり、複数のギミックを活用したりするなど、クリアするための方法・手順を考えるパズル的要素も用意されています。切り替えながら進んでいくシビアな操作と組み合わさることで、高い難易度のパズルアクションゲームとなっていました。

死んで覚えるだけでなく、死ななければ進めない「死にゲー」

 ロゼは、茨の力を除けば、とてもか弱い少女です。高所からの落下や、トラップ・茨に触れてしまうと、あっさり死んでしまいます。しかし、どんな死に方をしても茨の力で生き返ることが可能です。ボタン1つで手軽にリトライできるため、いわゆる死んで覚える「死にゲー」として成り立っています。

 死にながら攻略するだけでなく、死ななければ進めない封印も存在。もちろん生き返るのですが、封印ごとに残酷な処刑機具とイベントが用意されており、ふだんの死亡とはまた違ったアクセントとして作用していました。ちなみに、ゲームクリアまでにロゼを死なせた回数は数えきれません。

多すぎた「初見殺し」と不自然なギミックの挙動

 「初見殺し」と「死にゲー」が切っても切れない関係とはいえ、死亡の大半が初見殺しだった点は、ストレスに感じられました。見てからでは間に合わない死亡ばかり続くと、取りあえず突っ込んで死んでから考えようというスタンスになりがちで、アクションから緊張感が失われてしまいます。

 また、ロゼの能力によってギミックの可動を操作できる影響からか、物理演算に怪しい挙動が多くみられました。この仕様を活用すると、本来用意されているルートを無視して強引に進むことが可能です。その反面、安定した動きを再現するのが難しい場面もあって、やはりストレスの要因でした。

ステージのバリエーションを犠牲にしてまで統一した世界観

 舞台が「色を失った古城」に限定されているため、どのステージも似たり寄ったりの印象を持ちました。ギミックの種類にも限りがあり、中盤以降はギミック同士の組合せや応用がメインです。世界観を壊さないためには仕方がないとはいえ、バリエーションにもう一工夫が欲しかったと感じます。

 しかし、ステージが統一されているおかげで、城外との対比が演出として活かされていたことは高評価です。クリアするだけでは全てが語られず、城内に散らばっている書物や「血の記憶」を覗くことで、少しずつ紐解かれていくストーリーとなっており、自分なりに考察する要素も備わっていました。

さいごに

 極端な「初見殺し」から独特の世界観まで、かなり人を選ぶ内容ですが、良くも悪くも公式サイトや体験版から得られる期待感どおりでした。体験版では序盤を一通り遊べるため、迷っている方は実際に遊んでみることを推奨です。もし、プレイ後でも迷ってしまうようなら、余りおすすめできない作品です。

ロゼと黄昏の古城 公式サイト

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What's your reaction?
GOOD
0%
COOL
0%
LOVE IT
0%
About The Author
kamia
ゲームを楽しむことでブログを書き、ブログのためにゲームをもっと楽しむサイクルで生きているライト(write)ゲーマーです。詳しく知りたい方は詳細ページへ。