【ドラッグ オン ドラグーン3】評価・レビュー ※ネタバレ注意

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A+
総評
ブレない狂気的なストーリーと、再び実装された音ゲーが印象に残る作品です。
良かったところ
狂気に富んだメインストーリー
武器の切り替えによる多彩なアクション
魅力的なウェポンストーリー
悪かったところ
ローディングは全体的に多くて長い
戦闘中のカメラワークが微妙
ジャンル アクションRPG
ハード PlayStation3
発売日 2013年12月19日
発売元 SQUARE ENIX
開発元 アクセスゲームズ
公式サイト リンク

 DOD3の「音ゲー」は万人がクリア出来るとは思えない難しさ。いきなり冒頭からネタバレ気味に入りましたが、DODで音ゲーと言えば発売前の公式ニコ生でもプレイしていたくらい看板化しており、本作においても最後に待ち受けている事は想定内。しかし、中身は予想外。前回の音ゲーをやり込んだ自分も驚きの高難易度に、最後の最後で作品の印象を全て塗り潰されてしまいました。

A・B・Cエンディングは全てDエンディングに向けた通過点

 序盤から「映像・音声の規制」や「嘘END」などメタ要素の強い内容でしたが、ルートをクリアする度に、ストーリーを監視する存在が表に出て来るマルチエンディング。各エンドはそれぞれにDOD1と繋がる設定が盛り込まれているとは言え、単体では不完全燃焼でいまいち。結果的に本作で語られるべきは、最後に残されたDエンドだけと言う印象でした。

D分岐の条件が全ての武器を集めると言うのは定番

 幸いなことに宝箱の取り逃しは無かったものの、今回は武器の大半が店売りとなっているので金策作業が大変でした。購入・強化、どちらもぼったくりの価格設定。繰り返されるバッドエンドを否定しておきながら、販売価格でハードルを上げるアコールさんの商売根性はたくまし過ぎると思います。ちなみに、武器物語まとめの為にクリア後も金策は続く……

トンデモを超えた、超展開に突入して行くDルート。そして音ゲーへ

 途中まではB・Cエンド同様に既存ルートの差分から、伏線の回収や総まとめ展開で真相に近付く最終章。繰り返しの展開は少々くどかったですが、「異常」と「ネタ」を交えた突飛な内容から「音ゲー」まで繋がる流れは、最後まで方向性にブレが無かったので嫌いじゃありません。流石に『加速装置ッ!』はやり過ぎ感が漂いましたけどね。

DOD1を上回る、理不尽な難易度のDOD3「音ゲー」

 今回も当たり前のように何の説明も無くスタート。『何なのだこれは!どうすればよいのだ?!』状態から死にながら情報収集です。帯をボタンで相殺する基本は同じながらも、帯が単色になって相殺のタイミングはシビアに変化。それだけなら何とかなりそうと思っていたら、本当のラスボスは「カメラワーク」でした。

 カメラが移動したり、遙か遠くに位置する程度は序の口。タイミングを計る上で重要なキャラクター表示が画面外に出てしまう演出には唖然とするしかありません。音だけを頼りにクリアするしかない、まさに完全な音ゲーです。1ミス即死でミッションの長さが7分超は心が折れる。

今年遊んだ中でもダントツの「難易度」と「達成感」を備えた作品

 慣れれば白黒相殺を繰り返すだけのDOD1に対して、変化に富んで終わりが見えない難しさ。それでも挑戦を続け、ついに終わったかと喜んでいるところに牙を剥く「曲が終わった後も続く音ゲー」など最後まで容赦が無かった。やり込み要素ならともかく、メインストーリークリアのために挑戦するミッションとしては、やり過ぎな程にハードです。

 この記事はクリアした上で書いているわけですが、正直なところ「もう1度」って言われたら辛い。せめてローディングがもう少し短ければ気軽に遊べるのに…… 前作の攻守反転動画みたいな遊びも出来ないので、1回クリアしたら満足系。もちろん難易度が高いほど乗り越えた時の達成感も強く、クリア出来た瞬間があんなに嬉しかったゲームは滅多にありません。

※12月22日追記:参考用の動画を撮影する為に再プレイ。2度目のクリアは意外と簡単に済んで、人間の慣れって凄いと思う。その代償として、プレイ中以外でも曲と帯の音が脳内再生されるようになりましたが…… オト ガ キコエ ル

本当に、本当にありがとうございました!

 どちらかと言えば、レビューより感想に近い形式になりましたが、それだけ音ゲーのインパクトが強くて、いつも通りの記事を書く気にはならなかった作品。と言うのも1つの評価。もしかして、本作を作った人達はDOD風のストーリーを読ませつつも、最後に「音ゲー」を遊ばせたかっただけなのでは?と疑うくらいでした。個人的にはDODの音ゲーは好きなのでOKです。

 本当に、本当にありがとうございました!