【凍京NECRO】体験版 プレイ感想 臨場感あふれる3DバトルADV

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 ニトロプラス15周年プロジェクト 死者再殺ADV「凍京NECRO」の体験版配信が始まったのでプレイしてみました。

 PCゲームとしては2年ぶりの新作となる本作。全ての要素において細かい作り込みが伺える内容となっており、特にリアルタイムで迫力の3Dバトルは圧巻でした。これがニトロプラス アドベンチャーゲームの本気かと惚れ直してしまった体験版です。

凍京を舞台に繰り広げられる生死者追跡者たちのストーリー

Nemo ante mortem beatus.
「誰も死ぬまでは幸福ではない」
(ヘロドトス「歴史」)

──『ネクロマンサー』の時代がやってきた。

主人公、“臥龍岡早雲”と“牙野原エチカ”はまだ若い、「民間特別生死者追跡者(プライベート・スペシャル・リビングデッド・ストーカー)」。「近接銃術」という特殊な戦闘技能を身につけており、互いにトップクラスの成績をあげている。

ある日の任務中、早雲は激しい戦闘の末に、ひとりの少女と出会う。“宝形イリア”という名前以外の記憶を全て失っている彼女は、謎のネクロマンサー集団に身柄を狙われていた。

硝煙とリビングデッドと犯罪と電脳の凍京。リビングデッド・ストーカーとヒロインの生死をかけた戦いが始まる。

 あらすじだけでも胸が高鳴るキーワードのオンパレード。さらに、広報ページ・Wikipedia風の公式サイトには膨大な情報が詰め込まれており、読みふけるだけで一晩過ごせるほどです。体験版で遊べる範囲は序盤だけですが、作品の雰囲気を感じ取るには十分。区切りの良いところで終わりつつも、続きが気になる構成に、私の心はわしづかみでした。

普通のアドベンチャーとは次元が違う3Dバトルシーン

 基本はイラスト・立ち絵のアドベンチャーゲームですが、バトルシーンは3Dで演出。ムービーが挿入されるブツ切り仕様ではなく、テキストを読み進めるのと平行して展開されるため、今までにない臨場感あふれるバトルシーンを描写しています。

 プレイしながら『動きが半端ない!』と驚いてしまうクオリティとなっており、体験版の短い時間だけでも数え切れないほどの魅入るシーンが登場。製品版のボリュームでバトルシーンを見続けたら、もうエフェクトとテキストだけの戦闘では満足できない体になるのではないかと怖くなるほどでした。

さいごに:2016年1月29日発売予定

 最近はゲーム要素の薄いアドベンチャーゲームからは離れがちで、本作の購入にも悩むところがあったのですが、体験版のプレイを経て完全に払拭。それどころか、延期で発売日が来年に伸びてしまったことがとても残念です。発売までまだ4か月ありますが、体験版プレイを大プッシュしたい作品です。