【新・世界樹の迷宮2】評価・レビュー

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総評
前作から全面的に仕様変更されたグリモアシステムや、樹海料理を使った宣伝・都市開発と言った、今までにはなかった要素の追加。王道展開だが、世界樹シリーズの特徴的な世界観と併せて、独特の面白みが存在したストーリーモード。細かいところまで配慮されたインターフェースなど、完成度の高い作品です。
良かったところ
格段に進化した「グリモア」要素
文句無しのインターフェース&オプション項目
魅力的な設定・演出が用意されたストーリー
ジャンル 3DダンジョンRPG
ハード ニンテンドー 3DS
発売日 2014年11月27日
発売元 アトラス
開発元 アトラス
公式サイト リンク

 既存シリーズを踏襲しつつも独自路線で進化した「新・世界樹の迷宮2」のレビュー記事です。

前作から全面的に仕様変更されたグリモアシステムや、樹海料理を使った宣伝・都市開発と言った、今までにはなかった要素の追加。王道展開だが、世界樹シリーズの特徴的な世界観と併せて、独特の面白みが存在したストーリーモード。細かいところまで配慮されたインターフェースなど、完成度の高い作品です。

魅力的な設定・演出の用意された「ストーリーモード」

 新シリーズの特徴であるストーリーモード。今回は主人公の過去・設定もキチンと作り込まれていると同時に、自分の名前を付けたとしても、ストーリーRPGとして感情移入しやすい構成になっていました。主人公だけの限定職や本作システムに合わせたスキルもあり、戦闘面でもクラシックモードと差別化されています。

 宿屋へ泊まった際に条件を満たしていれば、キャラクター別のイベントが発生。ストーリーの進行による期間限定となっているため、見逃さないように必要以上の宿泊をしなければなりませんが、一部のイベントではショートムービーまで用意されています。キャラクターの掘り下げに大きく貢献していました。

装備するだけでなく集めるのも面白くなった「グリモア」要素

 1つのグリモアで1つのスキルを管理して、複数個を装備可能となったことで、使い勝手が大幅に向上しました。取得済みのスキルと”同じスキルのグリモア”を装備すれば、最大2倍まで限界突破も可能です。君は幅広くスキルを取得してもいいし、限界突破を重視してもかまわない。

 入手方法も多彩に。基本となる「グリモアチャンス」の発生率が高まっただけでなく、全員に同時発生する「グリモアフィーバー」や、確実に得られる「グリモアチャンス プレミアム」の追加です。探索に出かけるたびに山ほど収集できるため、トレハンのようなノリで、戦闘中は常にワクワク感を得られました。

 トレードやリサイクルを利用することで、覚えていないレベルのスキルや、他職のスキル入手が容易になったことも好感触。グリモアチャンスで手に入れた低レベルや使わないスキルのグリモアを再利用できるので、システムとして無駄な部分が存在しないのは、遊んでいて気分が良かったです。

世界樹シリーズの様式美を彩る様々な追加要素

 「ストーリーモード」や「グリモア」以外にも魅力的な要素が満載でした。シリーズ最大の全15職業によるパーティーメイク。各職業の特徴を際立たせる「フォースブースト&ブレイク」など、”長期的な育成”から”探索ごとの方針”まで、プレイヤーが選べる戦略の幅は数え切れないほど用意されています。

 料理店では従来の「探索準備」だけでなく、街に対して宣伝を行うことで資金調達もできます。手に入れた資金を街の開発に費やして、収入を増やしていくことができるのも面白い。メニュー開発など少し面倒な部分もありましたが、ストーリーモードならイベントを見ることもできるので、遊びがいのある要素でした。

文句無しのインターフェース&オプション項目

 難易度やマッピング補助、細かく設定できるバトルスピード。手の届かないところが見当たらない充実のオプション項目は、本作のおすすめポイントとして数えて良いくらいです。採取ポイントなどイベントの起こる場所に適切なアイコンを設置した場合、表示が自動的に変化するなど、正に至れり尽くせりのインターフェース。

さいごに

 基本的な部分は”いつもの世界樹”という印象なので、本作ならではの要素を優先的に取り上げました。もちろん今回も長時間遊べる大ボリューム。休憩中もフィールドや店舗で流れる掛け合いを聴いていたら、いつの間にかプレイ時間は60時間を超えていました。マルチプレイタイトルを除けば、ここ最近では最長プレイです。

 前作がイマイチ評価で迷いながらの購入でしたが、この記事を書いている時点では買って良かったと思える作品。今後「新・世界樹の迷宮3」が発表されても、安心して購入できそうな高評価ストーリーRPGでした。