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【ランス10】評価・レビュー 29年続いた大長編シリーズ堂々完結
Review

【ランス10】評価・レビュー 29年続いた大長編シリーズ堂々完結

by 2018/3/5
作品情報
ジャンル

大戦争RPG

プラットフォーム

Windows

発売日

2018年2月23日

発売元

アリスソフト

開発元

アリスソフト

公式サイト
ポイント

[ストーリークリアまで90時間]
[前作プレイ推奨] [達成感] [戦略性] [18禁]
[自由度] [大ボリューム] [周回プレイ]
[ストーリー分岐] [マルチエンディング]
[やりこみ] [高難易度] [詳細なコンフィグ]

良いところ

シリーズ集大成のストーリー
膨大な分岐による超特大ボリューム
何周しても遊び尽くせないイベント数
全キャラクターに用意された個別イベント

評価
Our Rating
plot
A+
概要

シリーズ集大成のストーリーに加えて、膨大な分岐によって10周回しても飽きない・遊び尽くせない超特大ボリュームの大戦争RPGです。ストーリー・ゲームシステムともに文句なしで楽しめる、29年続いたシリーズの最終作に相応しい作品でした。

A+
Our Rating
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 ランス最後の物語となるシリーズ最終作ランス10」のレビュー記事です。

 29年続いたシリーズの集大成となる本作。最初からクライマックスといえるストーリーは、数え切れないほどの登場キャラクターとイベントが用意されており、見どころが満載です。何度周回を重ねても、新しいイベントや分岐が見られるボリュームは、良い意味で異常でした。

 ゲームとしてのクオリティも高く、10周以上プレイしても全く飽きることはありません。無駄なところが一切ないシステムに加えて、遊べば遊ぶほどに周回ボーナスの獲得やプレイヤーの知識が積み重なっていき、高難易度の分岐に挑戦したくなる秀逸なゲームデザインです。

 最終作という高い期待に応え、ストーリー・ゲームシステムともに文句なしで楽しめる作品でした。

シリーズ集大成のクライマックス ストーリー

  • ランス10 プロローグ それは突然現れた

 ランスが全ての国家をまとめ、魔軍と決戦を行うストーリーは、シリーズ集大成の内容となっています。これまでに発売された作品の歴史があってこその展開に、プロローグの時点で気分は最高潮。最初から最後まで全てクライマックスといっても過言ではありません。

様々なゲームシステムに彩られた大戦争RPG

  • ランス10 第2次魔人戦争
    第2次魔人戦争

 人類軍と魔軍の戦いとなる大規模な戦争から、ランス自身が魔人討伐隊を率いて戦うクエストまで、本作には多種多様なゲームシステムが詰め込まれています。各システムが巧妙に連動しており、全てを最大限に理解・使いこなしてエンディングを目指すゲームです。

 特に面白いと感じたのは、100人を超える魔人討伐隊の戦闘でした。直接戦うのはチームのリーダーだけですが、ステータスはチーム全員の合算となっているため、不要なキャラクターが存在しません。中盤以降は戦闘中のリーダー入れ替えを駆使した激戦が増えるため、試行錯誤の総力戦を堪能することができました。

膨大な分岐による並はずれた超特大ボリューム

  • ランス10 準備クエスト
    準備クエスト

 各ターンで選んだクエストや戦争の状況によって、ストーリーは無数に分岐していきます。分岐で幅が広いだけでなく、1周回に10時間以上と長さも十分。2つが組み合わさったイベント・展開の総数は計り知れません。何度周回しても新しいイベントや分岐が見つかるボリュームは、良い意味で異常でした。

 過剰な分岐は矛盾を生み出しがちですが、違和感がほとんど目に付かなかった点も高評価です。もちろん全く矛盾がなかったわけではないものの、全体のボリュームに対して微々たる物でした。むしろ、よくここまでクオリティを保って作り込んだと感心の方が強かったです。

周回を重ねてベストエンドを目指すゲームデザイン

  • ランス10 人類軍滅亡
    人類軍滅亡

 マルチエンディング方式ですが、周回プレイ前提となっており、初回でベストエンド到達は不可能に近いです。実績の達成によってボーナスが得られるため、周回を重ねてランスたちを強化していきます。同時に、複雑なゲームシステムに対する理解を深めて、プレイヤー自身も成長していくゲームデザインです。

 どのエンディングを目指すにしても難易度は高く、1度の周回で複数の実績を獲得しようと欲を出すと、終盤になって苦労する絶妙なバランスでした。分岐条件やタイムリミットなど、覚えることが山ほどあるため、発生したイベントをメモに取って、次周以降に役立てるといったゲーム外の工夫も必要です。

何周プレイしても楽しめる尽きないモチベーション

  • ランス10 ランス vs 勇者

 周回するたびに新しいイベントの発見や、ボーナスによってプレイングが変化するため、何周プレイしても高いモチベーションで楽しむことができました。それどころか、遊ぶほどに続きが気になってしまい、クリアするまで寝る間も惜しんで遊び続けてしまったくらいです。

 ストーリーをクリアしても、実績やCGが埋まっていなかったり、気になるイベントが山ほど残ったりしているため、プレイする手が止まりません。100名以上の味方キャラクター全員に複数の個別イベントが用意されているなど、とてつもない作り込みとなっています。

 ストーリークリアまではもちろん。クリア後も周回を楽しめてしまう、奥深い作品でした。

満足に楽しむためには最低限の予習が必要

 ストーリー・システム、共に文句なしの作品ですが、誰でも楽しめるわけではありません。シリーズの集大成ということもあって、いきなり「ランス10」からプレイしても満足に楽しむことは難しいです。シリーズ作品の宿命ですが、本作は予習してでも遊ぶ価値が十分にあります。

 クリアした感触としては、少なくとも「戦国ランス」以降の3作品はプレイしておきたいと感じました。「戦国ランス」は新登場のキャラクターが中心のため、初めてのランスシリーズでも遊びやすく、ゲームシステムも秀逸。廉価版も発売されており、勧めやすい作品です。「戦国ランス」だけ遊んだことがあるという方も、これを機に続編を遊んでみてください。

 ゲームで予習する時間が取れない方には、公式で販売中の「今から分かるランスシリーズ~ランス10に向けて~」がおすすめです。これ一冊でランスシリーズの全てがざっくり解説されています。私自身、全作品をプレイしていたわけではないので、とても重宝した一冊でした。

さいごに

 私が初めて遊んだランスシリーズは、2002年発売の「ランス5D」なので、約16年の付き合いでした。シリーズ全体の歴史に対して半分程度とはいえ、16年分の思い入れがあっただけに期待は高く、それに応えてくれた最終作を遊ぶことができて胸がいっぱいです。

 ランスシリーズを遊んだことのある人はもちろん。遊んだことのない人にもプレイしてほしいと強く感じる作品でした。

ランス10

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About The Author
kamia
ゲームを楽しむことでブログを書き、ブログのためにゲームをもっと楽しむサイクルで生きているライト(write)ゲーマーです。詳しく知りたい方は詳細ページへ。