日本一ソフトウェアのふるさと納税「発売前タイトルを体験できる権利」に行ってきました【レポート】

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 ゲームメーカーならではの返礼品として話題になった、ふるさと納税「日本一ソフトウェアの発売前タイトルを体験できる権利」に申し込んで、日本一ソフトウェアを訪問してきました。10万円と高額な返礼品でしたが、10年以上前から気に入って購入を続けているメーカーであり、体験だけでなく会社見学もできるということで、強い興味を持って企画に飛びついた形です。

 せっかくなので今回は、申込みから当日までの流れもあわせてレポートしていこうと思います。

メーカーからの連絡が来るまで少し不安だった1か月間

 6月23日(金)に公開されて、早い物は翌日に品切れになった返礼品。もちろん、私も早い段階で申し込んだのですが、なぜか「日本一ソフトウェアの発売前タイトルを体験できる権利」は品切れ表示になりませんでした。先着1名なのに、週明けの月曜日まで寄付可能と表示されていたようです。

 一応、受付メール(自動返信)に続いて決済処理も行われたため、大丈夫だと思っていましたが、市からの証明書が届くまでに半月。日本一ソフトウェアから連絡を頂いたのは1か月後だったので、落ち着かない日々を過ごしていました。幸いにも、連絡後はスムーズに訪問日が決定。日時の指定も土日祝を除いて自由と、平日限定とはいえ調整がしやすく、社会人には助かる条件となっていました。

 ちなみに、連絡まで1か月掛かった理由は、個人情報のやり取りに時間が必要だったそうです。ふるさと納税サイトを運営している「トラストバンク」や、「各務原市」「日本一ソフトウェア」と3つの企業・自治体の間で個人情報のやり取りを行わなければならないため、どうしても時間が掛かってしまうのでしょう。一般的な返礼品が届くのも1か月以上が基本という話です。

初めて訪れた岐阜県各務原市

 これまで岐阜県を通過したことはあっても、岐阜県に用事で足を運んだのは初めてでした。岐阜県といっても、日本一ソフトウェア本社のある各務原市は南寄りなので、JR名古屋駅から1時間も掛かりません。岐阜駅前は開発が進んでいるものの、そこから先の道のりはちょっと田舎という印象でした。

 最寄り駅の「六軒」を下りると、向かいに「プリニークラブ各務原本店」(営業時間は15:00~と遅めで開店前)。日本一ソフトウェアの本社前の掲示板には「深夜廻」のポスターが貼られており、電柱にもさりげなくプリニーが描かれているなど、地域密着の姿勢が現れていると感じられました。

「体験できる権利」でゲームを遊べるのは約3時間

 日本一ソフトウェアに到着して、担当の方と挨拶を済ませたら、すぐにプレイ環境が準備された個室へ案内されました。一般的な体験会は、用意されたセーブデータや体験版で10~15分ほど遊ぶだけですが、今回は特別な体験会ということもあって体験時間も3時間と長めです。もちろんプレイできる範囲に制限などもなく、最初から自由に遊ぶことができます。

 「深夜廻」の内容については、途中までしかプレイしていないことと、機密保持誓約もあって詳細は割愛。前作を更に磨き上げてきた印象で、少し遊んだだけでも魅力が十分に伝わってくる作品でした。発売後にクリアまで遊んだら、改めてレビュー記事を掲載する予定です。

想像していた以上に内容の濃かった会社見学

 体験時間として用意された3時間の中で、希望すれば会社見学を行うことができます。社内をチラッと見る程度ではなく、日本一ソフトウェア本社の各階を丁寧に案内していただけました。営業部や開発部の中に入って、差し障りのない範囲でいろいろと見せてもらえるため、かなり大盤振る舞いです。

 他にも、社員の方と話をして様々な話題を聞かせていただいたり、逆にヒアリングされたりといった機会も用意されており、こちらも充実した内容です。ちなみに、私は会社見学が本命で今回の返礼品に申し込んだこともあって、気が付いてみれば3時間のうち1時間をこちらに割いてしまいました。

さいごに

 長時間の先行プレイだけでなく、会社見学や社員の方との話など、普通ならお金では買えない体験ができて、大満足の1日でした。10万円という寄付金額だけをみると高いですが、体験終了後にはグッズをお土産としていただき、発売後には体験したゲームタイトルの送付。更に、寄付の一部は翌年の税金控除に当てられるため、十分に元が取れたと感じる返礼品でした。

 「ディスガイア風ドット絵を描いてもらえる権利」や「日本一ソフトウェアのデザイナーにミニキャラを描いてもらえる権利」と同様に、「発売前タイトルを体験できる権利」もタイミングが合えば受付を再開する予定とのことなので、興味がある方は各務原市のふるさと納税サイトを要チェックです。