【NAtURAL DOCtRINE】途中感想 耐えがたいゲームテンポの遅さ

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発売前から『難しい』と話題の作品でしたが、ゲームが面白くなる難しさでは無く、ただひたすら面倒くさい難しさ。他の要素をピックアップしてもストレスの元ばかりで、特にゲームテンポの遅さが致命的です。

2日間ほど我慢して遊んだものの、エラー落ちや不具合まで発生して完全に心が折れてしまいました

追記:記事を書いて気分が持ち直したのでプレイ再開。クリアレビューを投稿しました。併せてこちらの記事は途中感想に修正です。

プレイ時間のうち半分は画面を眺めるだけのゲーム

 スキップ無し、微妙な早送りしか存在しないため、とにかく戦闘に時間が掛かる。高い難易度で、常に緊張感の有る戦闘は良いのですが、トライアルアンドエラーで遊ぶには待ち時間が長すぎます。目前の敵はともかく、閉鎖された小部屋の敵も毎ターン無駄に部屋の中を走り回るなど、敵の行動が始まる度に1分以上やる事が無いのは見てて疲れます。

 トラップや増援による初見殺しも多く、回避や防御は運要素強め。慎重に進んでも死ぬ時はあっさり死亡です。こうなってくると難しい事が”面倒くさい”と感じてしまい『もし死んだらやり直しに時間が掛かって面倒だから撤退しよう』と言うスタンスになってしまいます。そんな気持ちで遊んでいてはゲームが面白いと感じるはずがありません。

イベントで死ぬのはノーカウント。色々と破綻しているストーリー

 終盤の「殲滅戦」では仲間の死も厭わない非情なゲームシステムに変化するらしい本作ですが、序~中盤は1人でも倒れたら即ゲームオーバーのゲームシステムになっています。それなのに序盤のイベントでヒロインが突然死ぬ。今まで1人も欠けないように何度もやり直しをしてきたのは何だったのだろうかと、インパクトよりも先に虚しくなる展開でした。

 他にも、明らかに人間が持ち運べるサイズでは無い斧を主人公が回収・移送する事に誰も突っ込まないギャグのような展開。急に洗脳が解けて仲間になる敵など、都合が良すぎて、どこまで真面目に作っているのか疑いたくなってしまいます。

2度のエラー落ちとデータ破損で辞める決心が付きました

 PCゲームなら自分の環境を疑うところですが、コンシューマのエラー落ちは完全にゲーム側の問題です。1度目は運が悪かったと自分を納得させましたが、難関ミッションを30分くらい掛けてクリアした瞬間に2度目のエラーを吐いて終了。発売日になって1.01パッチが当たるとデータ破損まで発生して、流石に我慢も限界です。

 今後、パッチなどによって改善される可能性は有るとは言え、少なくとも現時点でのゲームテンポや不安定さでは、こんなゲームを購入してプレイするのはお金と時間の無駄です。戦闘システムは評価するべきところも有りますが、それ以前にゲームの基礎となる部分が駄作としか言いようのない作品です。