【メビウスファイナルファンタジー】評価・レビュー ハイクオリティ-モバイルRPG

  • 記事のタイトルとURLをコピーする
総評
美麗なグラフィックで描かれる魅力的なストーリーで、コンシューマタイトルと比べても見劣りしない作品です。
良かったところ
圧倒的クオリティのグラフィック
続きの気になる魅力的なストーリー
悪かったところ
バッテリーの消耗が早い
約2GBのインストール容量
5
A+

 圧倒的なクオリティで展開されるスマートフォン向けRPGメビウスファイナルファンタジー」のレビュー記事です。

 既に2015年6月からサービスが開始されて半年が経っている本作ですが、手を出した切っ掛けは「FFVII REMAKE」とのコラボレーションイベントに釣られたからです。初心者でも楽しめる仕様のイベントだったので、軽い気持ちで始めたものの、想像以上に面白くて、あっという間の1か月でした。

美麗なグラフィックで描かれる魅力的なストーリー

 記憶を失って流れ着いた世界「パラミティア」で、様々なルールや予言に翻弄されながらも、生きるために戦う主人公を待ち受ける真実とは。現在、4章まで配信されているストーリーは、とても続きの気になる内容となっており、最後まで遊び続けたいと思える魅力を持っています。

 スマートフォンの限界に挑戦しているのではないかと感じるグラフィックは、コンシューマーゲームに全く引けを取りません。常に高解像度で遊ぶには、最新機種でないと厳しいですが、コンフィグで詳細に変更できるため、古い機種でも安心です。イベント閲覧機能も用意されているので、落ち着いたときに高解像度で見直すことも可能です。

ジョブxアビリティで戦う奥深いコマンドバトル

 戦闘自体は手軽に遊べるコマンドバトルですが、育成要素や複雑なゲームシステムなど、覚えることが多いです。チュートリアルやWikiをチェックして、仕様を理解できれば面白くなるとはいえ、最初のハードルはかなり高い印象でした。良くも悪くも、かなり奥深いコマンドバトルです。

 ジョブやアビリティの種類も豊富に用意されており、組めるデッキのパターンは膨大です。戦闘スタイルはガチャの引きに左右されてしまうものの、プレイを続けていくうちに、自分だけのデッキが組み上がっていく楽しさがありました。

ストーリーを楽しむだけなら無課金~微課金でも大丈夫

 ジョブ・アビリティの少ない序盤は課金した方が安定するとはいえ、ある程度まで進めば課金する機会は少ないです。その要因の1つとして、雑魚戦でも魔石がドロップすることが挙げられます。効率の良いところで狩り続ければ、スタミナ回復アイテムを買うための魔石より入手できる魔石の方が多いという、謎の錬金術バランスです。

 ストーリーの報酬などで手に入る「召喚チケット」は、1枚で1回ガチャを引けるだけでなく、魔石500個分としてキャンペーンガチャを引けるのも助かります。常に何らかのイベントガチャが開催されていますが、普通にプレイするだけならレア確定ガチャを狙い撃ちで十分です。1日1回限定なので、ついつい引きすぎることもありません。

快適なプレイをサポートする高性能なフルオート機能

 魔石1,500個(1,200円)で購入できるメビウスギフトボックスに付属している「フルオート機能」は、本作をプレイする上で欠かせないシステムです。高性能なAIによる高速オートプレイで、格下はもちろん、適正レベルでもデッキを整えておけば周回できるので、効率が大きく上がります。

 メビウスギフトボックスは月1回の購入で30日間有効で、購入時に様々なアイテムと召喚チケットを6枚(魔石3,000個)分をもらえるため、月額課金というよりも、月1回のボーナスに近いです。前述したように、魔石は雑魚戦で幾らでも稼げるので、かなりユーザーに優しいサービスと言えるでしょう。

FFVII REMAKEとのコラボレーションは1月31日まで

 私がプレイする切っ掛けとなったFFVII REMAKEとのコラボレーションイベント「エクリプスコンタクト」は1月31日までの開催です。一足早く、FFVII REMAKEの3Dモデルが登場するだけでなく、本編のストーリーともうまく組み合わさっている秀逸なコラボレーションです。

 期間限定イベントですが、ボリュームもあって、これだけのために始めても満足のいく内容です。敵の強さがプレイヤーレベルに比例する仕様なので、初心者でも楽しめる点はうれしかったです。この記事を投稿した時点で残り1週間ですが、コラボレーションを楽しむなら今からでも遅くはありません。

さいごに

 モバイルゲームは軽く遊べる物が好みだという人には向いていませんが、コンシューマーゲーム並みのクオリティで、長く遊びたいという人にはおすすめのタイトルです。2月からはマルチプレイ要素も実装予定で、ストーリーと併せて長く楽しんでいけると期待しています。