【SAO -インフィニティ・モーメント-】プレイ感想 アニメでやるべきIFストーリー

SAOの世界を再現はしているけど、それが面白いとは限りません

 フィールドの探索からクエストのクリア。ボスの情報を集めて、攻略組でフロアボスに挑む展開は正にSAOその物。原作では語られることのなかった76層以降をゲームで完全に再現していると言っても過言ではありません。だけど、ゲームとしては致命的に面白くなくて、詰みたくなるつまらなさ。

フィールドの作りがひどい。マップ表示機能が仕事をしてくれない不具合

 操作できるようになった瞬間、『これはダメだな』と思うほどに分かりにくい。フィールドマップでは全体・ミニマップが表示できず、迷宮内でもミニマップはミニマム過ぎて使い物になりません。夜になるとフィールドは暗くなりますが、場所によっては暗すぎて盲目状態になってしまいます。

カメラに至ってはもっとひどくて、何が起こるか分からない

 どこで何に引っかかるか見当も付かないので、戦闘中に突然カメラが動かなくなったり飛んだりと散々。カメラの距離も中途半端に近くて、周囲を見渡すことすら難しいときが有ります。そのおかげで、先に挙げたフィールド・マップ機能の不親切さとの相乗効果から、ゲーム序盤からストレスがMAXでした。

Lv97から始まるキリトさんの強さがよく分からない

 設定の都合で仕方がないのですが、敵味方含めてLv60~100の幅でバラバラ。レベルは強さの指標になりません。レベルが上がっても強くなったのかよくわからず、今のところ育成要素に全く面白みが感じられない状態です。ところでSAOってレベル99がカンストじゃなかったんですね。

ゲームスピードが遅く、変更もできないので戦闘が冗長

 アクション要素も有るので速すぎても困りますが、通常攻撃がオートアタックの仕様で遅いのは致命的に退屈です。敵に張り付いてスキル発動しかやることがないから、眠くなってしまうデスゲーム。もし死んでもオートセーブから自動復帰するので、『死んでもいいSAOなんてぬるすぎるぜ!』状態。

独特の要素は面白いけど、基礎部分が作品を殺してる

 クエストでボス情報を集めるのはフィールドとカメラがひどくて面倒。中ボスや、大人数で挑むフロアボスは戦闘時間が異常に長くて退屈。育成要素は強くてニューゲームのおかげでやり応えがない。単独で見れば良いところも有るはずなのに、まとめてみると壊滅的な感想です。

オリジナルストーリーだけは魅力的で高評価

SAO -インフィニティ・モーメント- 浮気

 原作のSAOには未登場のキャラクターも多数登場する、オリジナルストーリーは魅力抜群。アニメや小説で見たいと思うほどでした。