【ドラッグ オン ドラグーン3】設定資料集

まさにDOD3の全てが書き記されている一冊

 4月10日に発売されたドラッグ オン ドラグーン3の設定資料集。フルカラー256ページと言う膨大なページ数となっており、B5サイズでも小さいと感じるほどの圧倒的な情報量です。既に手元には届いていたのですが、端から端まで目を通していたら届いた日は更新する時間が取れなかった一冊でした。

イラストレーターによる美麗なイラスト集

 文倉 十 / 丹野 忍 / pako / フカヒレ / MAYA / 森井しづき / 八重樫 南 / 他 公式イラストなど、グラフィックを眺めるのが好きな人なら、冒頭の数ページだけでも満足してしまうのではないかという豪華なメンツ。

各分岐毎での行動整理が助かるキャラクター一覧

 別項目で分岐毎の考察が書かれていますが、各分岐におけるキャラクターの行動・立ち位置が書かれていて良かった。もちろんスリーサイズやバストカップと言った詳細なデータも掲載。ワンよりフォウの方が胸は小さいのか…… ちなみ全てアコールさんの視点から記載されています。

多元世界論における分岐の考察

 各分岐・各章ごとに考察していくコンテンツ。複雑な変化を繰り返した各分岐毎に相関図が掲載されているため解りやすい。DLCやコミカライズ作品まで網羅しており、ゲーム外の全てまで目を通していない人でも本書を読むことで、ある程度の全体像を見渡せる内容になっていた。

60ページに及ぶ設定イラスト・関連文献

 ウタウタイや使徒はもちろん、敵やワールドなど様々な設定イラストを注釈付きで掲載。その中にはゲーム未登場の物まで有りました。武器物語はDLCまで含めた上に、DOD1・DOD2やニーアにも登場した武器は、そちらの物語も掲載されています。ニーアは設定資料集にしか掲載されていないので、シリーズファンでも初めて見る方が多いかもしれません。

異伝小説「ドラッグ オン ドラグーン1.3」

 誰も見た事の無い新たなドラッグオンドラグーン1。24ページの内容にビッシリと書き込まれた文章と描き下ろしイラストは読み応え抜群。契約が存在しない世界でのカイムとアンヘルの関係など、10年越しに体験するDOD1の新たな展開でした。2,300円と少し高い本書。設定資料集だけでは少し物足りない気分もありましたが、DOD1.3を読めたことで概ね満足です。